Lime JuiceLimeの活動日記
アウトドア・鉱物採集・鉱山探索・自然観察・廃墟・ガラクタ収集、その他なんでもあります。

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
東濃地方 石英の産地 探索 23:28
0

    なにこの初秋のような気温は・・・梅雨の晴れ間と言えども、この青空は6月には似合いませんね・・・

     

    さてさていつも採集に同行してくれるmoriさん・・・先日ちょっとした情報を頂いた・・・

     

    自分たちで周辺を探したけれど核心部には到達できませんでしたという事で調査依頼を頂いた。

     

    周辺のおおよその位置は掴めているそうなので・・・その情報をもとにまずは地質地形上での調査をおこなった。

    写真の様子から、周辺の岩石は判明・・・そして写真に写っている落ち葉や植生からおおよその標高と方位を確認した。 

    画像の情報から日照方向も判明したので・・・

    国地理の地図と地質図を照らし合わせて、古い航空写真でも比較・・・昔に鉱山があった場所と言う事が判明

    しかし、この場所には地図に鉱山記号は存在していない。

     

    そして本日は現地確認を実施・・・林道沿いから山に入る手前の民家で、庭のお手入れをしていた初老のご夫婦に訪ねてみる・・・

    鉱山の調査をしています。 

    「こんにちは・・・私たち古い鉱山を探してます」山の方を指差して「あの辺りに昔の坑道はありませんかと?」

    住民:とても快く・・・「あぁいくつも穴はあるぞ! 今行ってもあるかなぁ」「昔は水晶が採れたぞ・・・」と・・・

    横にいるmoriさんの顔を見る・・・「ニヤニヤが隠しきれない・・・こらこら!純粋で解かり易すぎます。」

    このあと山に入る道を教えて頂く・・・

     

    さてここからが本番・・・さてさて予想は的中で山は絞れたが、予想地点はこれでも地図上での半径は500m以上ある・・・

    周辺に伸びる旧道や斜面の角度、地質図の岩石分布と、最強のある方法で大体の方向を推測

    山の中の探索を開始、稜線を伝い周りを眺望しながらとにかく登る。

    稜線をだいぶ登ったある場所で、森の奥に見える遠くの地面に、そこだけ日が差し込むエリアを発見・・・早々その場所に行くと

    粗い花崗岩のズリが堆積した場所、近くに坑道が開坑されていた。

     

    坑道内を見ると水没はあるが、縦に数十メートルの間隔で並んでる、坑道はきわめて単純な水平坑道と解かり、坑道内部に所々に見える石英脈は坑道にそってほぼ水平に展開していた

    周りに散らばる石英脈を含んだ珪質砂岩の様子からみて、等高線上に水平に脈があると推測

    上下20m範囲に同じ標高の等高線にそって開坑されていると推測、そのまま横方向に移動するといくつもの坑道を発見した。

    坑道は砂岩帯を貫き、数十メートルおきに走行する石英富鉱部を狙っているようだ。

    周りには小粒ながら、素晴らしく透明感がある水晶が多数散らばっている。

    特徴的なのは、柱面が長く先細りして頭が小さなタイプ

    底面は現地では折損と思っていたが帰宅して確認すると結晶面があった。

    ピンボケすみません・・・

    スタートがゆっくりだったので、現地で早々の昼食

    斜面に大して比較的水平にとられた往来用の鉱山道と思われるような場所が続いていて、それに対して坑道が穿たれている。

    坑道前から鉱山道下に大規模なズリが展開していた。

    ズリ面には多数の水晶が散らばっている。 目が慣れてくるといくつも拾える。 所々、日が差し込む場所はキラッと光るので探しやすくなる。

    moriさんに・・・ズリにある倒れた木の根元・・・「こういう場所にあるので探してみたら・・・」と言ったら早速4cm越えを拾ってきました。

    多少擦れはあるがほぼ完全結晶、柱面に小さな水晶が子吹きしています。

    錐面が小さくてシャープな上、透明度もなかなかの物、ホント良い物が拾えましたね

    さてさて、moriさんはズリでの採集をしているので、私は待望の坑道内調査を開始です。 

    ヘッドランプを装着して、坑道に潜り込みます。 今日は涼しいと言っても歩くと汗ばむような陽気です。

    でもここは肌寒くなるくらいの天然の冷房がきいた場所です。 おじさんの汚い汗がみるみるうちに引いてきます。

    特徴的な事は、綺麗に観音掘りされている事とほぼ水平に掘られている事、携帯電話の傾斜方位計で確認してみます。

    なにを採掘していたか? これが解からない・・・

    7〜8メートルごとにモンモリナイトらしき粘土鉱物を含む、ガサガサした石英脈が貫入している。

    その脈を追っているようだ・・・富鉱部にあたる所は横方向にも展開しており、この石英を狙っていたのかもしれない。

    上の写真は、石英富鉱部を天井部分方向に傾斜角65度で掘削していた場所。 末端は行き止まり上部に白い石英が見える。

    20mほど進んだ場所で、天井に点在していたコウモリが居なくなって、下に堆積したグアノも急に少なくなった。

    胸に息苦しさを感じたので、酸欠を恐れて末端切羽までは到達せずに引き返す事にして調査は終わった。

     

    ズリに戻るとmoriさんが心配そうに声掛けてくれました・・・「クラスターありましたか?」・・・えっそっち?

    良い物が採れたらしくて満足できましたので、山を降りました。

    moriさんには、駐車場についてズリで採集した水晶を見せてもらいました・・・私はブログ・ネタように写真をとりました。

    これは頭が折れてます・・・おしい!

    やっぱり細身ですね・・・でもとても綺麗な水晶です。

     

    この場所はもともと私たちが発見した場所ではありません・・・

    情報者の方に敬意を払う事と、掲載時に場所が特定できないように画像など含め、背景などの写り込み含め特別に配慮させてもらっております。

    そのため断片的且つ微妙な写真になりますが、私のつたない文章を参考に後は自らの妄想で楽しみください・・・(笑)

     

    では今日は楽しいフィールドワークでした。 情報提供と同行してくださったmoriさんにも感謝です。

     

    ではでは・・・

     

    | 鉱物採集 | comments(2) | - | posted by Lime (ライム)
    | 1/74 | >>