snaildreamingさんの「鉱物画展」素敵な空間 旧森田銀行本店にて・・・ | 00:11 |
連休の晴れのお天気も今日で終了・・・にわかに曇っています。
そんな中、どうしても見てみたい絵画展があって少し遠出をしました。
インスタでの告知があってからなんとも待ち遠しかったです・・・しかしそれに不安を掻き立てるような、コロナウイルスショック・・・色々なイベントが中止される中、一抹の不安もありましたが、開催されてとてもうれしかったです。
それはだれにとってもちょっと特別で、新しい自分に出会えた感覚がして、でも別にいつもと取り立て変わりはしない日々・・・
背中に小さな羽があるよな錯覚で、ラインストーンに煌めく景色が見える・・・
やわらかな風が、君のスカートにワルツを踊るように誘っている・・・
アーティスト=「ウカスカジー」 曲名:「春の歌」
http://www.youtube.com/watch?v=orj0SZF_VlU
車のステレオから流れる、そんな春めいた歌詞の曲を聴きながらその場所に足を運びました。
ここは・・・福井県坂井市三国町にある旧森田銀行本店、当時のその瀟洒なつくりの残る洋館でその展示会は行われていました。
とても風格ある建物です。
出入り口の「ウェルカムボード」と、真鍮のドアハンドルがかっこいいです。
白漆喰のレリーフ天井を見上げる素晴らしいエントランス
これ今作ろうとしたら凄い費用です・・・しかも作れる職人がいません。
銀行らしい金庫の扉につけられた銘板
当時のまま残る手動の耐火シャッター用手回しハンドルのインサート金具(しまった手振れ!!)
鉱物を身にまとった、カタツムリが見た夢は・・・
さてここでクリエイターさんの紹介です。
ここ地元の三国町に在住の「snaildreaming」さん・・・自身も鉱物コレクターであり収集をかねて地元フィールドにくりだすハンターさんでもあるそうです。でも一見そのようには見えないとても可憐な素敵な女性でありました。
穏やかな話し言葉の隅々に、鉱物を心から愛するキーワードが散りばめられていて、なんとも言えない癒し空間を作られていましたね。
ただ単に鉱物をコレクションするだけでなく、自らの芸術である絵画の才能を生かし、採集した鉱物たちの姿を水彩絵の具を駆使して実に写実的であって、見方を変えれば西洋アンティークの蚤の市で見つけた鉱物画の辞典を見るような錯覚に陥るような、それは素晴らしい絵画を描いておられます。
展示されている絵画になった鉱物たちは、あえてそこには産地が記載はされません、しかし精密精巧に表現された結晶の形から、見る人が見ればそれがどこの産地なのか一目瞭然です。 色といい描写といい再現力と表現力が半端ないです。
これは!と思った結晶の絵が見つかったら、こっそりに耳打ちしてみるといいかもしれませんね。
絵画以外にも、実際の鉱物そのものを使ったアレンジメントされた展示が、その絵画たちにも花を添えているようです。
これいいよね!行ったことないけど・・・
この三枚目の絵画・・・痺れたねぇ〜まさにこれ!そのまんま! 水晶の特徴のつかみ方が半端なくうまいです。
イーゼルに立てられたこの絵も、実際はこの場所に訪れて見られたほうがいいと思います。
インスタグラム「snaildreaming」で検索!!
編集後記
1つの趣味に没頭できる時間も努力も大切だが・・・
その趣味から芽生えたクリエイターの新芽! ふっと思いついたアイデア! こういう事って「まさに趣味のスピンオフ作品」であるといえます。(決してブレているのではない)
こうして趣味のモノを別のスタンスで成熟でき成長させれることができる人は、見ていてもホント素晴らしいと思いました。「他人から見れば、その人は生まれ持った才能があるからだ」と単純に一蹴してしまう人もいるかと思いますが、実はその裏にそこには本人しかわからない途方もない時間のかけ方と努力の賜物なのだという事を私は知っています。
まさに今そこまで訪れている春風のように・・・背中に生えた小さな羽をはばたかせる時が今ここに来ているのかもしれませんね・・・笑
是非今後も第2弾、第3弾の開催を期待しています・・・それは私だけが思っていることではなく、開催中ここに訪れた人がみな感じた印象であることを代弁できたらいいなぁ〜と感じペンをとりました。
ではでは・・・