Lime JuiceLimeの活動日記
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雨の日はルビーを作って・・・ 16:47
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    GWはみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか? 10連休を満喫された方も多いと思いますね・・・

    そういう私も10連休でした。

    めったにない大連休なので、沢山の経験や出会い、そして楽しい思い出が作れたならいいですね。

     

    さて工作ネタの続きです。

    それと唐突な質問ですが、鉱物採集に行けない日は何をやりますか・・・標本の整理? 採集紀行のまとめ・・・それともおうちでビデオ鑑賞!

    あえて何もやらないというのも選択肢の一つかなぁ〜(笑)

    これから6月に入ると長雨の季節が到来します。 そんな時は「暇つぶしにルビーでも作れるといい」と思いまして、この記事を載せました。

    お子さんがいる家庭では特に子供たちが夢中になれると思います。

     

    実は泊りがけで来てくれた「銅の精錬」を行った京都の学生さんと、うちの息子や娘と私の4人で、このルビー作りを自宅の食卓の上でワイワイやっていたのがとても楽しかった思い出です。

     

    なので・・・「雨の日はルビーを作って・・・」 

    暇つぶしには最高なレシピを作っておきました。まぁ色々と用意する物は必要なんですがね(笑)

     

    実はこのルビー作り・・・やり方は色々あります。

    材料を入れて細長く筒状にした、アルミホイルを電子レンジ内に立てて作る方法がよくおこなわれている方法ですが、実はうまくプラズマが発生しなくて、材料が溶けずにルビーが作れないことがあるんです。

    電子レンジの内部で発生させているマイクロ波という波長が、丸めたアルミホイルとうまく合わないと、長くプラズマ(火花)が発生しない事が多いので、実は失敗例も多い方法なんです。

     

    なので少し改良して、今回はアルミホイルを使用しない方法で作ります。

     

    材料はすべてネットで調達できますが、「酸化クロム」だけは少量しか使わないので、できるだけ少ない物の購入をお勧めしたいです。

    それと酸化クロムは少し有毒なので、吸い込んだり、もちろん舐めたりは厳禁です。 撹拌したりするときはマスクをつけた方がいいでしょうね。もちろん急性毒性があるモノではありませんが、手に付いた時も洗ったほうが無難です。 

     

    ☆用意する物

     仝鼎ぅ織ぅ廚療纏劵譽鵐検ζ辰法崔罎離董璽屮襪回転しない物」が最適(もう長年の試行錯誤の結果です)

     なので(ダイヤルで昔からのアナログちっくの物がいちばんいい)家電量販店でも一番安い物で購入可能・・・

     最近のレンジは中のテーブルに物が乗っていないと使えない物があるので、そういった機能もない物で「空運転可能」な物がいい

    ◆‐型の坩堝もしくは、陶器でできたおちょこ

     シャープペンシルの芯(2Bもしくは4B)

    ぁ〇晴愁▲襯潺縫Ε爐諒緩

    ァ〇晴愁ロムの粉末

    Α。妝屮薀ぅ

     

    ご家庭で金や銀の釉で絵付けがされているお皿をつい、”うっかりんこ”して電子レンジにかけてバチバチいわせた事ある人、結構多いのではないでしょうか? アルミホイルの切れ端が付いてたり、お弁当用のアルミ皿まま電子レンジかけてヤラかした経験もあると思います。

    あのバチバチの瞬間、あの部分は、数千度以上に温度が上がっているんです。 そしてただの火花では無くてプラズマという状態になっています。 プラズマに関しては説明するとただでさえ長い文章がもっと長くなる危険性があるので(笑)、各自興味あればネットで調べてくれればありがたいです。

    しかーし!科学に疎いと、これまた!調べてもこれ以上解りやすく説明する方法が無いくらい難解なんですが・・・(笑)

     

    なのでそんな食器を電子レンジでバチバチすると折角、金や銀で釉がけしてある部分は、見事に溶けて無残な絵柄になっているので、そういった物があれば再度確認してくれてもいいです。因みにアルミホイルの場合は、一瞬で溶けて空中の酸素で酸化される事でルビーの原料と同じ酸化アルミニウムになります。(なのでアルミホイルを使う事で不純物の混入も避けれるわけです。)

     

    まず原料の酸化アルミニウム粉末に、酸化クロムの粉末を極少量だけ混ぜ合わせます。

    重量比とすれば、酸化アルミニウム10gに対して、酸化クロムは0.1〜0.5グラム程度で十分です。

    小さなビニール袋に入れて、振り混ぜて撹拌すれば粉が飛び散ることなく簡単に混ぜ合わせれます。

    酸化クロムの量を少し振る事で、ルビーの色の濃淡を制御できます。そのあたりも試行錯誤してみても面白いかもしれませんね。

     

    これを小型のルツボもしくは、陶器でできたおちょこに盛ります。以下に簡単な図を載せます。

    KIMG1027.JPG

    DMにメモ書きしたものですみません・・・かなり適当すぎる(笑)

    KIMG1022.JPG

    盛った坩堝ごと電子レンジの中に入れて・・・できるだけ「強」で30秒くらいから始めます。

    プラズマは30秒も飛ぶことなく終了すると思います。

    この時、電子レンジから不穏な「ブォ〜ン」という共振音が出て、結構大きめの音でバチバチと火花が長く飛ぶほど成功の確率が高くなります。(慣れるまで結構ビビりますが・・・電子レンジが爆発したりすることは無いので安心してください)

    KIMG1024.JPG

    このように青い炎のような物がプラズマです。

    これによって原料を溶解させながらプラズマが、原料奥深くに侵入してゆきます。

    KIMG1023.JPG

    反応が終了しても、すぐに取り出さずに内部の溶融した部分が冷えるのを待ちます。

    中心部が溶けて真っ赤になっている事が解りますよね! これが暗くなって冷えてから取り出してください。

    筒状にルビーができていると思います。

    アルミホイルを使うよりも、原料による断熱効果や反応によって飛び散る事も無くて、比較的成功率が高い方法だと思います。

    KIMG1028.JPG

    出来たてはこんな感じです。

    KIMG1025.JPG

    冷却したら「茶こしの網」に内容物をあけて篩ってできたルビーだけを回収します。

    篩うのが大変な場合は、細かな物は無視できれば、ピンセットなどを使って取り出してもいいです。

    そして水洗いをして乾いたら完成です。

    KIMG1026.JPG

    紫外線ラントを当てるとこのようにピンクの蛍光を発するので、ルビーという事を確認できます。

    反応していない原料は何度も使えるので、同じように原料を盛ってシャープペンシルの芯を挿せばまた使えます。

    KIMG1029.JPG

    ちっちゃな薬用のバイアル瓶を購入して、これに入れて保管します。

    こういう物に入れてひと手間かけると、かなりそれっぽく見えますよね・・・

    KIMG1018.JPG

    バイアル瓶のキャップを付けるための、クランパーという特殊な道具です。

    KIMG1019.JPG

    専用のゴム栓と、専用のアルミキャップをかぶせて、クランパーでシールします。

    アルミ製のシールがカシメられてよくある注射液が入っているような物になります。

    KIMG1030.JPG

    ほら!いかにもな感じの標本瓶が完成です。

    KIMG1032.JPG

    このバイアル瓶の外から紫外線を当てても十分に蛍光は確認できます。

    KIMG1033.JPG

    大量生産するには、結構手間と時間がかかりそうですね・・・(笑)

     

    因みに電子レンジを入手する際は、なるべくワット数の大きなものを使ったほうが成功率が上がります。

    私的には一度でいいからコンビニに置いてある、「温めますか?」と聞かれてレジの後ろにある業務用のやつなんかは、相当大きなワット数を持っていますので、あれでルビーを作ってみたいという欲望と妄想に掻き立てられることがあります。

    あれは元電源も200V仕様で価格も一般向けよりも高価です。

    購入した弁当に原料を絶妙にセットして、さりげなくやったりすれば、音で絶対にバレるんで、そんな行為自体色々と問題あると思いますのでやらないように(笑)

    ご家庭の物を使った場合も色々と怒られる可能性があります。 そんな時はぜひ「ついうっかりしてて・・・」という言い訳が通用するような工作をしてから挑むようにしてください(笑)

     

    一般家庭の物は500w〜1000w程度ですが、コンビニに置いてある業務用の物は、普通でも1500w〜強力な奴は更に3000wクラスの兵器級(笑)の物まで存在しています。

    こんなんでやったら、凄いプラズマが発生してドデカいルビーが出来そうな予感が半端無く、好奇心を刺激してやまないです。 

    なのでレンジの値段も15万〜30万程度と価格も半端無く高価になります。

    おぃおぃ・・・3000wって家庭で使ったら一発でブレーカー落ちそう、そもそも電源から違うんで家庭用ではコンセントにさえ付けれませんが・・・

     

    出来た時のうれしさはひとしおなので、ぜひご自身で試してみる事をお勧めいたします。

    「やったけどできない」とお悩みの方は、コメント欄にメールアドレスを入れて状況などをご連絡頂けると、詳細なコツなどはアドバイスすることは可能かもしれません。 

     

    ではチャレンジしてみてください。

     

    ではでは・・・

     

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