Lime JuiceLimeの活動日記
アウトドア・鉱物採集・鉱山探索・自然観察・廃墟・ガラクタ収集、その他なんでもあります。

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滋賀県高島「岳山」 00:42
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    このところホントに梅雨なのか?と思いたくなるようなお天気が続いていたが・・・今日はやっと雨になった。

    先週は山の中で迷って少しビビったが、そんな事も忘れて昨日も別の地域に探索に出かけた、でも採集ではなくて「ここではあくまでも自然観察」というカテゴリー・・・(笑)

     

    数年前に、崩落したペグマタイトが堆積した場所から沢山の水晶やトパーズを産出したとかで有名になった産地、SNS界隈ではそこに土地を持っていると称される地主??と思われる人物の、ちょっと理解しがたい内容の投稿で、私も息子も気軽に近寄りにくかった場所でもある。

    まぁここまで言えば鉱物採集をやっている方達であれば・・・「あれか?」と解かる人は沢山いると思うので、その件に関してはこれ以上ここで書くつもりもない。

    (ただ興味があるのは、その地権者と、山の境界の真贋について本当なのか?、まぁそのうち息子の林業関係の仕事の関係者から林斑図を取ってやろうかと考えているが・・・笑)

     

    実はこのフィーバーの前、台風の去った後に私と息子でこの周辺にある数か所のガレを見て回ったこともあった。

    いまから思えば「そりゃ、あそこまで掘り返したらまずいやろ!」という事態にまでなったことで、そこまでやるのかと!当時は驚きを覚えた事がある。

     

    まぁそんな感じなので、色々と面倒な事になってもイヤなので、今回は鉱物を採集するわけでなくあくまでも自然観察に徹してみた。ここは昔から主峰の岳山に通ずる登山道が沢山あるので、さすがに登山目的のそれらを禁止できるわけではないという解釈のもとにである。

    ふもとの道から見上げると見える魅力的な立派な岩場の数々!

    前から山の中腹から高所にある岩場の観察に行ってみたかったので、今回は楽しみでしょうがない!!

    そして、「純粋な登山???&地質観察」に、これで文句を言われる事はない・・・なのでザックには採集道具類は一切入れてもこなかった。でもポケットは取り外す事出来ないので、ふとしたことで勝手に石がポケットに入ってしまうのはいたしかたない・・・(笑)

     

    石の採集ではなくてあくまでも登山とクライミングのスタンス、でも他県ナンバーが停まっていると怪しいので、乗って来た車は果てしなく遠くに駐車して、徒歩でのアプローチ!歩くのは全然苦にならないのであえてそうしてみた。

    例の人物が住むと思われる家の前を堂々と通りすぎて獣害防止用の柵をあけて山に入ってみた。

     

    途中の谷に落ちていた「透明で淡い青色した小石」は見るだけでポケットには入れず?おぃおぃホントかよ!(笑) 

    とにかく遠くに見える岩稜を目指しました。 でもただそこに行くのに尾根を伝うだけでは面白くなので、後になって特に有望そうな谷も確認しながらの登山をする事にしています。

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    今回は予想外の事にも対応できるように、私にとってはほぼ完ぺきな体勢

    これで登れない岩は無い!!

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    ザックには30mのロープを入れてきた。

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    今日は意外にも涼しくて、谷を吹きぬける風のせいで、あまり汗もかかないで済みそうだ。

    ノコギリクワガタがいた。

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    目指すはあそこ!!

    岩登りで文句言われる筋合いはないだろう! でも岩を傷付けたと、いちゃもんもイヤなので、念のためボルトやハーケンは使わなくて、あえて「ナチュラルプロテクション類=以下ナチュプロ=カムデバイスやナット類」を沢山持ってきた。

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    閉口したのは、谷からガレに取りつく時に現れるこのシダ・・・深いと腰まであります。

    マダニは少なめ! でも全くいない訳ではないので、虫よけスプレー類は必須です。

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    人に会うのも嫌なので、あえて登山道がありそうな明瞭な稜線を選ばず、鉱物が落ちてそうな有望な谷から、直接登れそうな岩稜帯部へのアプローチをしてみる。こういう場所を歩いて行動するには少しキツイがこの方が人が入ってなくて色々な物が発見できるので嬉しい。 そして誰かが入っているという痕跡も残りにくい。

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    詰めた場所の1本奥の谷に面白そうなガレ場が広がっていたが、こちらはまた次回にしたい

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    ゆっくりと色々と確認しながら登って、2時間もしないうちに、上部岩稜線部分に到着しました。

    お天気も良くて、下界の村がとてもよく見えます。

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    ガレには獣の足跡は沢山ありました。 形成している粗粒花崗岩は質はいいが、ペグマタイトに成長している部分は比較的少なめ。

    アプライト質の地質もあって、何か出るとしたらこのラインかなぁ〜と思いながら、近くにある大きな岩を色々と見て回りました。

     

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    稜線の部分にこんな岩があったので、写真を撮ってみました。

    そして風が心地よいこの場所で軽く昼食をとります・・・

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    ロープを張って、急な1枚岩に下りてみました。 ここもペグマタイトは少なめ!

     

    荷物はそのままにして、このまま急峻な岩を降りて谷を目指します。 このあたりだと、水で磨かれてツルツルの岩肌になった落差2m程度の滝が連続していました。これはこれで面白い

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    さすがにこれだけ深く谷に入ると、人が入った形跡はなくなってきます。

    大小の石英やペグマタイト片が沢山落ちてました。

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    鉱物よりも面白かったのは、綺麗な水なので「サンショウウオ」の子供が沢山いたことですね!

    手を水でよく冷やしてから、写真撮影用に取りあげています。

    詳しく知らないので名前などは不明です。もちろんこの後すぐにリリースしています。

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    上流部では花崗岩の一枚岩になって、とても滑り易くなっています。

    流れで運ばれた石が堆積した部分には石英、もしくはそれ以外の鉱物と思われる透明な破片が目立ちます

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    降りた谷を再度登ってきました。今度は南にあるもう一つの尾根に移動します。

    岩場に取り付きながら、今度はここから下に向けて下山しますが・・・花崗岩の風化が激しくて、ナチュプロのカムのフリクションが甘くヒヤヒヤします。

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    場所的には何か出てもおかしくないですが、ペグマタイトは少なめ!

    高所より少し下がった部分の方が、ペグマタイトは多いような気がします。

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    この谷を下って、谷に落ちている物を観察しながら下山します。これ見かけによらず結構な角度あるんですよ・・・(笑)

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    こんなとこ降りてきたんだ・・・と思い、振り返って写真を撮りました。

    岩稜帯の真下にあたる谷はとても急な角度で切れ込んでいるので、かなり危険です。

     

    このまま稜線をたどり、もと来た場所まで降りて今日の自然観察は終了です。

    この山は急峻で人を寄せ付けないのか、動植物色の濃い魅力的な山でしたね。 あえて写真には撮っていませんが他にも赤ガエル類、先程のサンショウウオでも種類が違うもの??、そして日差しが差し込む岩場の部分には野生ランの岩チドリや、山の中にはスズムシソウなども目立ちました。こういう生物多様性が保たれている場所は大切にしないといけないと考えます。

     

    さて地質的には、高所の岩稜帯ではペグマタイトは少なめ、標高を少し下げると、アプライト&若干のグライゼン化した場所とペグマタイトの多い場所が出てくるといったところなかなぁ〜

    何か出るならこのライン・・・もしくはこれらの脈が崩落して谷に堆積した場所を探して、川底の堆積物のフルイがけをすれば、比重の重い鉱物類が採集できるかもしれないと考えてみた。 でもこれはあくまでも私の単なる考察にすぎない。

    今回は極めて狭い範囲しか見れていないのでまだまだ調査は必要かと考えられます。

     

    まぁ基本的には「地主??以外は採集禁止??」と言われている場所らしいので、ここでは観察のみにしておいた方が無難と思われれます。

     

    ではでは・・・

     

     

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