Lime JuiceLimeの活動日記
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シバザクラと瑪瑙は好きですか? 17:06
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    この時期、夜になると寒くなる・・・今降っているこの雨が上がれば気温が高くなるのか楽しみである。

     

    桜がちょうど散る頃、今度はバトンタッチしたようにシバザクラの季節である。

    朝晩の気温の差があるほど、凛として花は美しく見える。

     

    いつも面白い鉱物産地の手掛かり見つけてくるmoriさん・・・ちょっとしたヒントから、一緒に森を駆け巡り探しに行った場所で採れた素晴らしい瑪瑙

    外見だけでも十分に面白いですが、切断して磨くとみるとさらにその面白さに拍車がかかった。

    色々なお礼も含めて・・・切断研磨してプレゼントしました。

     

    研磨機は持っているが、今回は磨く物の数があるのでダイヤのディスクが欲しくて砥粒が粗い物から、細かな物まで買いそろえました。

    普通のGC砥石(合成グリーン・コランダム砥石)でもいいですが、やはりスピードと平滑性を求めるなら、ダイヤの蒸着ディスクに限ります。

    高価ですが作業性がいいので使いやすいですね!

     

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    いつの日か突然現れたシバザクラノ斜面 綺麗に管理されていました。

    もうすぐ雨が降りそうな、そんな曇天の空にも白とピンク色がとても映えます・・・

     

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    レンズにハァーと息を吹きかけて、ソフトフォーカスにしてみました。

     

    そんなシバザクラをバックに、今回切断研磨依頼のあった瑪瑙を撮影してみました。

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    これだけを見ると外観はでこぼこした、けっしてきれいとは言い難い瑪瑙の原石ですが・・・

    4枚おろしです。

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    うっすらと紫色にも見える、瑪瑙特有のリーゼンガングの縞模様が綺麗です。

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    オレンジ色した物もあります。

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    番外編(どうやって研磨してるの?)

    切断からポリッシュまで含めて、鉱物専用の機械、「ニュートン6」という切断研磨機を使っています。

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    ダイヤモンドディスクと呼ばれる、ダイヤの粒を鉄板に蒸着したした物があります。

    磨き前の面出し用の荒削り、そして鏡面加工手前の3000番程度まで番手があります。

    今回購入した物は、左から240番・500番・800番・1200番です。

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    240番は光を斜めにかざすと、ダイヤモンドのキラキラした砥粒が確認できます。

    素手で作業をすると慣れないと、指先まで削って痛い思いするので注意が必要になってきます。

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    今回購入した1200番の物は細かなダイヤモンドが敷き詰められているのでシルバーの艶消し塗装されているようにしか見えません・・・

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    これを奥にあるマグネットプレートに接続して使います。

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    瑪瑙は石英の潜晶質構造があるので、きちんと平面を出さないと、このように最終の鏡面研磨した際に、細かな磨きずみたいな物が出来てしまいます。

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    粗いダイヤディスクを使用するとかなり楽に平面を出す事が可能です。

    この機械を手に入れたころは、鉱物の偏光顕微鏡の薄片を作るのにも活躍していました・・・最近は会社の機械の方が便利なのでそちらを使っています。

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    ダイヤモンド研磨工具は、基本的に水を流しながら冷却して使います。 ダイヤモンドは硬いですが熱にはあまり強くありません。

    このように段々と番手上げて、最終的には薄いフェルト生地のついたバフと呼ばれる研磨布に、酸化セリウムの粉末を溶かした物を塗りながら磨いてゆきます。

     

    鉱物は一般的にはそのまま楽しむのが面白いですが、瑪瑙のようなリーゼンガング現象を見るにはどうしても切断研磨が必要になります。 実は切断し荒削りした物を、銅や鉄の酸化物が入った溶液に浸漬して高圧の高温状態にして、その後取り出し今度は炉で200℃〜400℃で24時間から48時間ほど加熱処理をすることで、よくお土産屋さんに置いてあるような、青や赤に染められた物が作る事が出来ます。

    これは瑪瑙自体が細かな石英の粒子が集まった、潜晶質構造をとっているので、そこに染料が浸透しやすくなり染色が可能になっています。

     

    時間はかかりますが、サンダーに石材用切断砥石を取りつけて切断し、耐水ペーパーでも時間をかければ磨く事は可能です。

    興味があれば是非チャレンジしてみてください。

     

    ではでは・・・

    | 自然観察 | comments(4) | - | posted by Lime (ライム)
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