Lime JuiceLimeの活動日記
アウトドア・鉱物採集・鉱山探索・自然観察・廃墟・ガラクタ収集、その他なんでもあります。

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時代は変わる・・・そしてモノは進化する 00:02
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    ※2019.05.18 文章の追加と誤字の修正を行いました。

    朝晩は少し気温が低めですが、日中は日差しが強くて少し動くと汗ばむような季節になってきた。

     

    訳あって、持っている膨大な書籍や雑誌、そして鉱物や科学に関する文献などを整理し始めた・・・ここには蔵書小屋兼、アンティーク品や鉱物標本が膨大な量収納されているのだが、中には高校時代に読んでいた文庫本・そしてくだらない雑誌などもあって、蔵書の中には曰くつきのタブロイド系の週刊誌も多数含まれている。

     

    そのうち場所を大きく圧迫している雑誌類の膨大なバックナンバーがある。 その中でも、すでに数年前に購入するのをやめてしまった「ビーパル」というアウトドア系の雑誌が、場所を相当取っているのだ。(ビーパル自体はまだまだ健在で現在でも出版されていますよ)

    創刊当社からずーっと買っていた雑誌であり、私が現在に至るまでの、アウトドア全般に関する知識と、それこそアウトドア系のトレンドの波に翻弄されていた時代、この雑誌のおかげで登山やクライミングにまでも、のめり込むきっかけを与えてくれた指南書でもあった。

    しかしながら、ここ数年前から自分のスタンスと内容が大きく違い始めた事もあって、購入をやめてしまい・・・いよいよバックナンバーさえも処分する事に決心がついた。 雑誌のページをめくりはじめると、それこそめくるめく思い出がよみがえり先に進めなくなるので、もうがばっと紐でくくって古紙回収ボックスにぶち込む事にした。

     

    実はこの雑誌、過去に「日本にある鉱物産地の特集が組まれた事」もあった。 私はその記事を見て初めて翡翠採集に出掛けた思い出が懐かしい。 掲載されていた他の鉱物産地も、まだ立ち入り禁止になっているわけでもなく、山梨の竹森や乙女鉱山などの記事も出てた記憶がある。

    翡翠採集も、ほんとこの頃は早朝に波打ち際を見て回るだけで、数個はいい物が簡単に拾えた時代だった。

     

    そして蔵書を整理しているもう一つの理由は、石友さんに見せる為に、師匠からもらった鉱物産地(金属鉱物が多かった記憶がある)をまとめたノートを探すためだ。 多分、鉱物や地質関係の論文や書籍・地質図が沢山入った「ミカン?のダンボール」に入れたあったという断片的な情報から、自分の記憶が上書きさえされていなければ、どこかにあるはずなのだが・・・なんとそのノートだけが抜け落ちていた。さてどこに行ってしまったのか? 

    以前も母屋からこの別荘に書籍類を移動した際に、捨てるはずでなかった本を間違って大量に捨ててしまった事もあった。ひょっとしたら装丁がただの大学ノートだったので、学生の頃研究をしていた「研究ノート類」と一緒捨ててしまったのかもしれない悪い予感がしてきた。気を付けているのに、また同じことをやらかしている可能性が高くなって後悔と自分に嫌気がさしている

    記憶では大学ノートに手書きの地図や写真が貼りつけてあって、元の厚さより4倍くらい厚さになっているはずだったと思う??

     

    その代わりに珍しい物が出てきた。

    IMGA0428.JPG

    もう25年ほど前にさかのぼるだろか? 鉱物採集をやり始めて、道もない山の中で、当てたポイントをピンポイントに記憶するために購入したハンディータイプのGPSだ・・・この当時はまだアメリカ国防省が民間使用に関して、わざと誤差が大きくなるような設定をしていて、時には数100mもの誤差で座標が表示されていた。 まぁそれでも当時は無いよりマシで・・・紙地図全般のルートファインディングに全盛に、最新のガジェットでしたね。

    画面には地図なんかが出るわけでなく、表示は、経緯度と方位や高度の数字のみ・・・(笑)後から地図の座標軸をあわせて縮尺計算してポイントを地図に転記するという面倒な方法を使う、今の地図内蔵のGPSと比較したら、それこそデジタル音楽プレイヤーとカセットテープ式のウォークマンくらいの差があるのではないだろうか・・・(笑)

     

    インターネットも無かった時代、もちろん車にもカーナビなんぞついていない頃、山の中ではホント便利でした。 海外からカタログを取り寄せて、へたくそな英語文章でよく届いた事だ。 今から思えばクリック一つで、手に収まるほどのGPSが数日で届く時代、今から思えばこんなんが海外郵便で家に届く事さえ、それさえも奇跡だったと思える。 

     

    実はこれでも当時は「ハンディーサイズ」だった事には今まら思えば、ほんと笑えてくる(笑)まぁ何とか手に収まっているが・・・ほんと技術の進歩は凄すぎる。

     

    そういえばこのGPSの中に、いくつもの産地の座標が入ってたのを思い出した。200件ほど登録できてメモリーの使用域はほぼ満タンであったという記憶がある。 「記憶に埋もれている産地があるのではないか?」という衝動に駆られて、なぜか無性に確認したくなった。 電池ボックスをあけて電池を入れようとしたら、なんと中で古い電池が液漏れ起こしていた。「あちゃー出して無かったのね・・・!」。 端子を綺麗にして新しい電池を入れた。

    結果は、「Non Data!」の空しい表示・・・ずっとほったらかしにしてたので、内部メモリーの電池も消費しきって、大切な思い出はすべて消えていた。(まぁある意味いさぎ良い結末!)

    この本体購入後10年後くらいに、ソフトウエアの更新があったのですが、メーカーに送り返さなければできなかったか何かで、GPS自体のソフトウエアも更新できなく、今になってはもう使う事さえも不可能になってしまった。 余談になるが、これでも当時は最新式なモノで、これ1台で船の自動航行をこなす事も可能であった。

    IMGA0429.JPG

    なつかしいなぁ〜こうやって紙の地質図から、国土地理院の縮尺が違う地図へ大体の座標を転写して、紙地図とコンパスで道なき道を上り、山の中をほぼ毎週のようにさまよっていたんだから・・・そりゃ今になっても「方向音痴なんて言葉考えたこと無いほど」歩きまわったなぁ〜(笑)

    そんなんで昔は膨大な量の地質図が地図棚にあって、暇な時は毎日と言っていいほど眺めていました。

     

    時代がすすんだ今は、通信さえ確保できれば、ほんと厚さ1cmもない端末やスマホで、その場ですぐに日本のすべての地質図や衛星写真が見れるんだから、便利すぎます。息子なんかはすでにこの方法・・・

    IMGA0427.JPG

    これからもっと便利になって行くだろう、しかし私の中では、昔のような宝探し的な楽しみはなんとなく半減してしまったなぁ〜

    と考える事が最近多くなった。

    私事なのだが、いい物が出ればそりゃ欲しいが、誰かが見つけた産地をただ単に後追いするだけは、なんとなく味気なく思う、地質を追って何日もかけて場所をつぶしてゆく楽しみ、春は山菜に出会えたり時にはクマガイソウやエビネの大群落を見つけて、同行した石友さんとびっくりしたり、山の中に落ちている石英がだんだんと濃くなるのを、ずっと追ってたどり着いた稜線にあいた大きなガマ・・・そういう楽しみと共に共有できる情報のあり方がそこにはありました。

     

    今では産地の事は少しでも誰かに話せば、いとも簡単に自分の知らない遠方の採集者にその日のうちに拡散してしまう。

    そんな時代なんだ!!・・・膨大な情報があっという間に共有されて便利な事もあるが、何となく味気なさを感じるには私だけなのだろうか?

    ほんと、調べたそれこそ断片的な情報から、山の中の「ピンポイント」を五感と経験値を最大限に生かして、気の合う石友さんと駆けずり回っていたそんな非効率なヤリかたを話したら、それこそ今の若い人たちにバカにされてしまうかもしれませんね・・・(笑)

    「抗うよりも流されろか?」今の時代、誰よりも一歩でも挺然するには、こういうものを使いこなすしかないかもしれない。

     

    ではでは・・・

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