鉱物採集と地元の人 | 23:41 |
先日4日に、とある産地に水晶を採集しに行った。
内容は、先般のブログに記載してあるが、近年は産地であう方々の愛想がとてもいいのでお互い気持よく採集できる環境にあると思う。 この場所でもヘルメットに登山のハーネスを付けた場違いな私たちを見ても、こちらが挨拶するとみなさんにこやかに挨拶をかわしてくれる。
昔は、いかにもいぶかしげな顔される年配の採集者の方もいたがそういった事はめっきり少なくなった。
古い鉱山や産地手掛かりを探すために、山里に入る事が多いこの季節。 地元の人とは特に仲良くしてゆきたいと思っているのが私たちのスタンス
実はこの季節は特に山菜とりの盗掘と勘違いされる事が多々あるので要注意な季節でもあるんです。
道端に車を止めて、歩く事が良くあるが、狭い場所になるほど駐車スペースに困る。 そこでモタモタしていると通りがかった地元の人に怪しげな眼で見られる事がよくあります。
それも他県ナンバーだとてきめん!
私たちはそういう時はすかさず自動車の窓を開けて、まずは「こんにちは・・・!!」と挨拶
とにかく自動車さえ停めれれば、この山道を歩いて行けば鉱山があるのは解かっている・・・それでも・・・一言かける
地元の方が通りがかれば挨拶とちょっとした会話をするようにしている。
「この辺で○○鉱山があったと聞いたのですが、おばあさん知っていますか?」
「私たち○○県から来たんですが・・・」
そうすると大半の方がその鉱山を知っていれば・・・すんなり鉱山の場所を教えて頂ける・・・
とにかく先手必勝なんです。
逆に向こうから、「なんや!あんたら山菜採りか・・・?」とやられると、もうすでに疑いモード全開で来られてしまい
疑惑を払拭するにかなり大変な思いをします。
悪い意味ではないが偏狭に住まわれる方なので、やはり「よそ者」に対する見方は厳しいのは仕方ない・・・でもどうしてもここで採集するなら頭を下げるしか仕方ないのがこの趣味を長くやる秘訣なのかもしれないと思っている。
いちばんイケないのが、向こうがじっと見ているにも関わらず、無視して逃げるように通過する事で、これはかえって逆効果になります。
面倒かと思われるかもしれないが、そうやって交流することで、その鉱山で働いていた人を紹介してくれたり、その働いていた人から、特別に古い試掘坑道や、文献には載っていないような場所を教えてもらった事が何度もあります。
挨拶は最低限のマナーであって、コミニュケーションのとっかかりだと思います。
鉱物採集者は時には悪者扱いされる事があります。 やはり長く続けるには最低限のマナーは守りたいとあらためて思う今日この頃でありました。
ではでは・・・