Lime JuiceLimeの活動日記
アウトドア・鉱物採集・鉱山探索・自然観察・廃墟・ガラクタ収集、その他なんでもあります。

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5月4日 愛知県設楽 水晶の産地に訪問 23:51
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    ゴールデンウィークも残りわずかになりました。

    中盤、ちょっとお天気がすぐれない地域もあったようですが、後半も好天に恵めれています。

    明日はとうとう最終日! さてどこに行こうかな・・・

     

    ゴールデンウィークに入る直前、仕事の関係でちょっと情報が入った。 

    打ち合わせの時にはさほど興味が無かった事もあり、居眠り半分で何気なく聞いていたのだが、愛知県設楽に新しくダムができると言うものだった。情報としては決して新しい物ではなく、随分と前に計画されているものであったらしい。

    プロジェクターに映し出されたその地図には、水晶では有名な産地と思われるその場所が、水没予定地とされて赤線で囲まれているのを見て、私にとってはまさに寝耳に水を垂らされた思いで目が醒めてしまった。

     

    鉱物採集を師匠から教えたもらった時に、この産地に連れて行ってもらった。 ほんと何も解からなくて、車を降りて目の前の斜面で小さな水晶を沢山拾った思い出があるだけだ・・・

    その時は、師匠からは色々と説明を受けたと思うがそんな話は今では思い出す事が出来なかったし、当時の私のスキルでは理解できていなかったのかもしれない、それでも斜面の様子や自分で拾って手にとった小さな水晶はとても嬉しかった思い出だけが脳裏に残っている。

     

    そんな産地が無くなってしまう!! そういえば古典的な産地なのに息子に言って無かった事もあり、今回改めて訪問する事にした。

     

    ここに行くには岐阜からだとかなり面倒だ! 高速道路や有料道路を乗り継ぎ、山間の国道をいくつも経由する事でたどり付けれる。

    実は今回の道中で道を間違えて30分程度のロスをしてしまった。 

    昼前には何とかたどり付けれる事が出来たが、現地の変貌ぶりにちょっと驚き覚えた。

    昔行った大きな岩は随分と削られて、斜面には無数の岩が流れている。 当時はまだ斜面に残っていた大きな木々も無くなっている物もあって、20mほど登った先にあるテラス状の露頭に開いた無数のタガネの跡が、硬い石英片岩でも鉱物マニアの欲求に完全に敗北していた。

     

    すでに数人の採集者や、子ども連れの家族も含め8人ほどが露頭に取り付いていた。

    息子が岩盤を一目してこれは無理やと判断、ここで派手にやるつもりもないし、この人数だと不用意に起こされた事故にでも巻き込まれかねないので、あらかじめ下調べしておいた場所に移動する事にした。

    すでに採集をしている方に、簡単に挨拶をして・・・まず露頭に出ている地層の走行を確認、この場所から大きく巻いて尾根に出る、そのまま山の中にある別の露頭を探すことにした。

     

    数本の谷をまたいだ先に、山の斜面に小さな水晶が沢山転がっている場所を発見!

    追っていくと同じような石英片岩がいくつも出ている場所にたどり着いた。 その場所に陣取り採集を開始する事にした。

    山の中を歩くと、雲母片岩や石英片岩が現れる、雲母片岩では期待が薄いので、より石英片岩が濃い場所を探した結果だ・・・

     

    たまたま運が良かったのかタガネを数分で、小さなガマが開いた。 私はガマ掘りは息子に任せて、石目に沿ってタガネを当てる役目をしていた。

    IMGA0665.JPG

    中心部、少し左に白く写っている物が落ちていた水晶、サイズ1cm程度 透明感はある。

    IMGA0666.JPG

    露頭にコケに覆われた部分にあった自然の晶洞

    この部分をタガネで崩して、脈を追って行きます。

    IMGA0667.JPG

    ソフトボールを2個つなげたくらいのガマが拡大して、粘土に覆われたクラスター採れました。

    実はこのあと私が斜面から滑り落してしまうのです・・・なんとも残念!!

    IMGA0668.JPG

    クラスターがあった場所は穴が開いて、指差す方向にも水晶があります。

    IMGA0669.JPG

    茶色いガマ粘土に覆われて水晶が出てきます。

    IMGA0670.JPG

    全体の大きさはあまり大きくはない。

    この晶洞ではクラスター合わせて30個程度の大小の水晶を採集できました。 とりあえず全部掘りきり今日の採集は終了

    高速道路が混むのが嫌なので、早めの帰還になりました。

    IMGA0679.JPG

    アクリル・キューブの1辺の大きさは5cm

    水晶は大して大きくありませんが、透明度が高い物です。

    IMGA0680.JPG

    落としきれない汚れがありますが、これはこの産地の特徴なのでこのままにしておきたいです。

    IMGA0681.JPG

    晶洞中や斜面に落ちていた物、その他写真にはありませんが、小さなクラスターなどが採集できています。

     

    産地としては、露頭下の斜面はビギナー向けで、泥を集めて前を流れる川で洗って採集している人もおみえになられました。

    露頭部分はとにかく岩が硬いので、比較的大きなタガネと大き目のハンマーが必要になります。

     

    ダムに沈むのはいつになるか解かりませんが、過去にもこういった貴重な産地がゴルフ場や造成地になってしまい 絶産したした場所はいくつもありました。

    採れるうちに行っておき、思い出の標本にしておくのもこの趣味における産地の賞味期限みたいな物なのかもしれませんね。

     

    では機会があればみなさんもどうぞ・・・

     

    ではでは・・・

     

    | 鉱物採集 | comments(2) | - | posted by Lime (ライム)
    Comment








    お疲れ様です

    ダム建設で懐かしい場所・産地が消えゆくのは残念ですね

    ゴルフ場建設で消えた産地もありますし

    後発・新参者にとっても残念なことです

    ガマ開け
    でてきた水晶の大きさを見ると、美束の鉱山前調査された方が持っていた握りこぶしぐらいの水晶があったペグマタイトは大きかったのかなと思います
    最初に見つかったニャキニョキ生えている立派なのは出資者の百貨店オーナーに送られたということです
    posted by bandlover | 2018/05/06 3:44 PM |
    bandloverさま

    いつもコメントありがとうございます。
    消えていった産地、いくつもありますよ・・・それこそ三河方面でも綺麗で透明な真赤なザクロ石が採れた場所があったんですが、ここも造成されて消えてますね・・・

    >後発・新参者にとっても残念なことです
    ただ一番残念なのが産地が荒れて、ゴミのポイ捨てや駐車場所など、地域の住民が鉱物マニアを理解してくれないくなるくらいなら、いっそうな事このように無くなってしまった方が、お互いあとくされなくていいのかもしれませんよ・・・単に立ち入り禁止の看板を、まるで馬にニンジンを鼻の先にぶら下げられるよりはすっきりすると思いますがいかがでしょうか?

    昨年度、その百貨店(サンM)に、とある有識者のコネでコンタクト取って面白い情報を得ています。
    今はまだこの産地の事が色々と騒がしいので、落ち着いたころに情報を出してゆこうかと思っています。

    ではでは・・・
    posted by Lime | 2018/05/06 10:30 PM |
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