Lime JuiceLimeの活動日記
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夏の植物たち・・・ 11:46
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    ※ 2018.07.05 一部文章の修正

    台風は大した被害をもたらさなかったですが、前線の影響で降った雨では、河川の増水が起こっている所もあるようです。

    また明日からは、梅雨前線が活発になるようで、全国的に強い雨が予想されているようです。

    雨がやんでも、土日に好物採集に行く予定がある方は、増水した河川には極力気を付けたいものです。

     

    夏は暑くて採集は大変ですが、私が育てている植物たちはこの時を持っています。

    まず・・・日本の反対側に近いアフリカのソマリア地方が産地と言われていて、分類はミルラノキ属に属するコーデックス

    その名は、「Commiphora sp. Somalial,Eyl;コミフォラ.SP ソマリアル,エイル」分類上はコミフォラ科なのですが、実は詳細がよくわかっていないんです・・・なので学名にも未だに「sp.」がついてしまっています・・・苦笑

    昔は、学名の語尾に付く「ソマリアル・エイル」という名前もついていましたが、最近ではあまり使われないようですね。

    素性や栽培方法がよくわかっていない割に、最近は流通経路に乗る事が多く、ネットなどでは販売される事がありますが、比較的高価な部類のコーデックスになります。

     

    日本の植物には見当たらない結節状のボコボコとした特徴的な枝をして、横に広がるように育ちます。

    ちょうど現地での雨期に当たる頃に、そのグロテスクな枝からは想像できない、三つ葉アケビの葉のような、かわいらしい葉っぱがいっぱい茂ってくる姿は圧巻です。 

    流通があっても、一般的に名前が通っている多肉植物やコーデックスに比べるとまだまだ高価な方です。 

    そして、極度に乾燥した場所に育っているせいか、栽培方法にちょっとクセがあり、管理を誤ると枯らす可能性が高いので管理にはちょっと気配りが必要になってくる個体ですね・・・

    なにせ高価なのと、管理方法が手さぐり状態なので、このような植物に関して全くの初心者の方は、ちょっと手を出さない方がいいかのしれません。

    もし可能であれば・・・市場での流通量が多く、植物の状態も選びやすい同属の「コミフォラ・カタフ」などで通年の管理方法のコツをつかんで、3年以上維持ができるようにスキルを上げてから購入する方が無難だと思います。

     

    このエイルは、年間の降水量が150mmそこそこの乾燥地帯に育っているせいか、特に水やりには気を付けた方がいいです。

    調子が悪いと、夏になってもこのように沢山の葉っぱが出なくなってしまいます。 根は細く弱いので樹体を不用意に動かすのも厳禁なので、鉢や用土を検討することが必要ですね・・・

     

    ちょうど初夏の日差しが出る頃、なるべく朝から夕方まで陽が当たる場所で管理をした方が調子がいいみたいです。 葉が出そろったら夜露に当てるのも調子が出てくるような感じがしました。 しかし葉が出そろわない状態での長雨や頻繁な水やりは、根腐れを誘発するので気を付けた方がいいです。(水やり・・・これが一番難しい・・・)

    比較的夏の暑さには耐えれますが寒さには特に弱く、冬場に霜が降りるよう地域・・・東北や日本海側にあたる地域では温室などで18度を切らないように管理した方がいいと思います。 冬場は葉は無くなってしまいますが、それでもボコボコとした枝によく見ると葉緑素がありますので、この部分で光合成をして生きていると考えられていますので・・・

    なので、冬場でもできるだけ日光に長く当てれる場所に置き管理した方が調子がいいみたいです。 冬場でも天気のいい日には100cc程度の水を3週間に1度だけあげるようにしています。 

    梅雨時は空中湿度が高いので、水やりは控えめにして、室内でも扇風機などでよく風に当てて、朝方や夕方に霧吹きをかけると調子がいいです。

    日光によく当てると、かわいい葉っぱに繊毛状の細かな毛が出来て、ビロード状に輝きます。 オペルクリカリアのようにクチクラ層が発達して、ピカピカにはなりませんが、独特な幹と細かい葉が茂る様子は、短い間ですが楽しめれること間違いありません。

     

    さてさて次は蘭の紹介です

    花が咲いているのに確認を忘れてしまい、急いで写真を撮影しています。

    その蘭の名前は「クスクスラン」原産は沖縄方面です。 株が充実しないと中々花を付けてくれないので、株が小さなうちはほぼ観葉植物状態が続きます・・・

    直射日光はダメですが、木漏れ日からの日差しにはきちんと当てないと、これまた花が咲かなかったり葉が貧弱になってしまうので育てる環境にもちょっと気を配る必要があります。

    この蘭は先程のコミフォラとは正反対の高い空中湿度を欲しがります。

    なので私の栽培している場所は、メダカがいるスイレン鉢が3個並べてある上の木の枝に吊り下げてあります。

    この蘭も中々流通量が少ないので、葉が数枚ついた小さな物でも結構高価な値段で売られていますが

    なぜか流通量が少ないので、欲しい人は見つけたら買っておいた方がいいですね・・・

    日本の風蘭とは違って、ちょっと南国風の花が魅力な蘭でした。

     

    ではでは・・・

    | 植物 | comments(2) | - | posted by Lime (ライム)
    Comment








    おはよございます。
    うちのふうらんは、先週末から濃厚な薫りを放っています🎵
    着生ランはいいですねえ。クスクスランははじめて知りました。探してみます。
    今年は何年かぶりに地元のセッコクを見つけてこっそり拉致💦
    いわちどりと一緒に吊るしました。来春が楽しみです。
    posted by opaleye | 2018/07/08 7:36 AM |
    opaleye様

    いつもコメントありがとうございます・・・(^O^)/

    風蘭お持ちなんですね・・・白い花ですか?
    うちの物も開花中ですが、確かに夕方から香りだす、爽やかな香りにもは癒されますね。

    地元でセッコクは中々貴重です。 こうした着生蘭はやはりマニアの乱獲が絶えないので、なんとなく鉱物の境遇に近いといつも思っています。
    おぉ! 野生のイワチドリも最近はめっきり見かけなくなってしまいましたね。 コラボで咲く様子が見れるのは楽しみですね!鉱物のコラボに匹敵します。

    ではでは・・・
    posted by Lime | 2018/07/09 4:38 PM |
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