Lime JuiceLimeの活動日記
アウトドア・鉱物採集・鉱山探索・自然観察・廃墟・ガラクタ収集、その他なんでもあります。

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瑪瑙と玉髄中の紫水晶の新産地? 23:07
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    今年は雪が少なく、比較的暖かい日が続きました。

    冬から春へと季節が移り変わります。 そんな季節の変わり目にありがちな嵐が近付いてきました。

    太平洋側と日本の本土を2個の低気圧が通過します。 二つ玉の低気圧と言われる天候が荒天するタイプで、今回は特に東北方面で合体して、爆弾手気圧になるちょっとい珍しいタイプです。

    暖かいと思って行った山や海で遭難レベルの天気の急変が予想されるので、登山や海でのレジャーには気を付けないといけませんね・・・

     

    さて今日とはうってかわって、土曜日は移動性の大きな高気圧に覆われて、快晴の場所が多くなりました。

    以前にmoriさんと話していて、ちょっと調べてみたい場所があったので、その場所に行く事になり・・・急きょ地質図で怪しい場所のリストを作りました。

    行ってみて予想外にも変わった物が採集できておもしろかったです。

     

    車を走らせて90分ほどで到着できる場所、そこから山道を歩くのですが、山をさまよっても、きっかけがなかなか見つからず、かなり焦った頃、山の斜面にその欠片が落ちていました。

    まだまだ調査中で、今回時間内に歩ける範囲で調べた結果ですが、ごく限られた場所からの産出になっているようです。

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    やっと見つけた玉髄

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    目が練れてくると、半透明でオパール化した物も見つかり始める。

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    玉髄だと思って拾った物、裏向けたら青みがかった小さな水晶の結晶がびっしりと生えていました。

    朝日を浴びてキラキラにテンションが上がります。

    後でわかったのは、これは大きめのジオードが割れて、内部の水晶がむき出しになった物みたいです。

     

    出てくる場所を探るために、山の稜線を目指しました。

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    斜面に大小の玉髄が散らばる場所を発見しました。

    このような黄色い色が付いた物や・・・内部が空洞になってそこに沢山の水晶が成長している物

    とにかくバリエーションが豊かで飽きさせる事がないです。

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    表面はボコボコした玉髄もあります。

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    広葉樹林帯なのでその落ち葉に埋まる玉髄! 何故か中にはオパール化した物もあります。

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    息子が面白い物を拾ってきました。 表面の一部分に乳白色した玉髄が顔をのぞかせている物

    明らかにオパールか、もしくは瑪瑙の球果と思われる物です。 

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    moriさんも同じものを拾いました。

    ここでハンマーを入れるかどうか?と議論になりましたが、内部を細かく観察したいので私は切断する事をお勧めして、このまま持って帰る事に、切断と研磨は私の方で責任もって行う事にしました。

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    こういうのが出ると脳からアドレナリンがドバドバ出て探索に拍車がかかります。

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    こういう脈状の瑪瑙も採取できますが、よく見ると細かな水晶も落ちてます。

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    黄色がかった脈状の玉髄に赤い線が入った物

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    衝撃だったのはmoriさんが拾った。「潰れたカニクリームコロッケの肝心のクリームがどこかに流れてしまった(笑)」ような玉髄

    全体は10cmくらいの玉髄が一部が割れて内部が見れます。 内部には細かな水晶が沢山成長していました。

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    大きなものは20cmくらいの塊出てくる物もあります。

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    実は沢山落ちている玉髄の多くは、もともとmoriさんが拾ったような潰れたカニクリームコロッケのような形状をしているようで、この場所に多く落ちている物を拾うと写真のように、下面が玉髄で内部に当たる部分に細かな水晶な付いているという事が解かってきました。

    これは息子が見つけたものですが、内部の水晶が薄く紫色をしています。

    私も長くこの趣味をやっていますが、この周辺ではこのような物が採集された情報は全く知りません。

     

    以下に持って帰って洗った物を載せます。

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    表面はこのようなどこにでもある玉髄状

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    裏返すと内部に成長したと思われる紫水晶

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    拡大すると水晶の内部に紫色した部分が包まれているように見えるものです。

    少し前に話題になった、「かぐや姫水晶」のような鮮やかさはありませんが、こういった玉髄中から出るものは日本では少ないように思えます。(私が知らないだけかも・・・苦笑)

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    もう一つの物も、表面はよくある玉髄で、母岩の岩石の「印章」由来であるボコボコした表面が印象的です。

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    サイドはコロッケの皮部分で内部は水晶が発達している。たぶん元はmoriさんが拾った大きなコロッケのような形であったと思われます。

    その水晶を見ると・・・・

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    親指側は水晶の内部が部分的に薄く紫色に色ずいていていますが、不思議な事にその反対側は透明なままでした。

    とりあえず他の場所も見てみたかったので、ここはまた次の詳細な探索にとっておきます。

     

    さて大きなノジュール状の玉髄ですが、早々に切断してみました。

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    問題のコイツです。

    ひょっとしたら「かぐや姫」を期待してますが、案外重いので単純な玉髄かもしれません・・・透明な水晶でもいいので、中心部にワサワサはえているだけでも面白そうですが・・・

    これはmoriさんの預かり品なので慎重に切断します。 外から中の様子が解からないので、どこに刃を入れるか息子と議論しました。

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    息子がカッターを用意して、切断作業に入ります

    表面は結構硬いらしいです。緻密な証拠です。

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    切断してから、ダイヤモンドディスクでポリッシュしてゆきます。

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    磨くとかなり綺麗!! 見事な「リーゼンガング現象模様」が見る事が出来ました。

    ちょっと科学好きなマニアックな考え方では、「ベロウソフ・ジャボチンスキー反応」っていう舌咬みそうなヤツもあります。

     

    やっぱり現場でハンマー入れなくてホントよかったです。取り返しが付きませんマジで・・・(笑)

    これは早々にmoriさんにお届けしました。

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    切断した物はこんな感じ・・・おぉこれは見事な瑪瑙です。

    次は息子が拾った物も切断します。

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    こっちもかなり綺麗!

    ここの産地の物、どうやって成長したのかとても気になり始めました。

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    黄色く脈状の物も切断してみました。 よく見るとこちらも同心円状のシマシマ模様が確認できました。

     

    今回の産地、地質図的にはつまらなさそうな感じの場所・・・それでも「現場に行って確認する事はとても大切」と言う事を再認識させられました。 moriさんも私たちも、ボウズにならなくて良かったと安堵した採集でしたね・・・(笑)

    日本でも、まだまだ探せば面白い物が出る場所があるようですね!

     

    長文ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

     

    ではでは・・・

     

     

    | 鉱物採集 | comments(6) | - | posted by Lime (ライム)
    Comment








    Limeさんこんばんは!
    先日はお疲れさまでした。
    ギャンブルに付き合っていただき、ありがとうございました(^o^)
    結果が出て本当に良かったです♪
    人の入っていない場所を見付けるのは大変ですが、見つけられると本当に達成感がありますね。
    またよろしくお願いします!
    posted by mori | 2019/03/11 7:04 PM |
    mori様

    いつもコメントありがとうございます。 そして今回もご同行してくださりありがとうございました。

    ギャンブルでしたが、いつものようにmoriさんがツキを呼んでくれた結果で、いい物に巡り合えました・・・感謝です。
    いままで情報が無い場所は、探索や調査に苦労がつきものですが、こうやって見つけれると、ほんと何物にも代えがたい達成感がありますね・・・だからヤメられなくなるんです・・・ホント!まさに中毒性があるギャンブルです・・・(笑)
    ではこちらこそ宜しくです・・・今度は遊色ある物が出たらうれしいです。

    ではでは・・・
    posted by Lime | 2019/03/12 11:05 AM |
    玉髄や瑪瑙というと川や海で拾うイメージがありましたが山でこんなに綺麗な物が採れるのは凄いですね。
    球果状の物で土が付いて少し荒れた表面と美しい内部の縞模様が同時に見られるなんて素晴らしい!
    posted by 黄色いゲッコー | 2019/03/12 11:12 PM |
    黄色いゲッコー様

    いつもコメントありがとうございます。
    そうですね・・・言われた通り川や海で洗われた物が、見た目も解りやすくて、目につきやすいのでよく拾われていますよね。
    ゲッコー様も経験があると思われますが、翡翠海岸などでも見つかるので、私も昔は持って帰る事が多かったですよ・・・

    なのでもともと岩石中にできた物が脱落して、川に流れた物なので、それを追えば産地にたどり着くことができるのは、他の鉱物と変わりないことだと思いますね・・・(笑)

    このような山取りの球果状の物は、泥にまみれているので一見解りずらいですが、産地では目が慣れてくると以外にも見つける事は簡単です。 岩盤から出てくるのとはまた違っているのも面白いですよ・・・ホント!現場で割らなくて良かったです。割ってしまうとこんなきれいな縞模様に巡り合う事が出来なかったです。

    ではでは・・・
    posted by Lime | 2019/03/13 10:15 AM |
    瑪瑙の模様は確かにBZ反応に観えてしまいますね(笑)考えてみると不思議ですよね〜。単純に結晶の成長の違いだけではなく,他の制限条件もありそうですねぇ〜。
    しかし,こんなにも美しいものを見つけられて羨ましい限りです♪
    これからも楽しみにしています。
    posted by ちゃーん | 2019/03/18 11:21 PM |
    ちゃーん様

    いつも考察交えたコメントで盛り上げて頂きまして、ありがとうございます。

    「こういう物だ!」という考えから、「どうしてこうなるの?」という考え方に思考をちょっと変えるだけで、物事は面白くなるんですよね! メノウのこの模様を説明しようとすると、他の何かの条件も考えないとこんな美しい縞模様ができるとは考えずらいですよね・・・この球果ができるときはここに溜まった熱水はゲルのような状態だったのか? 
    自然界でできたにせよ、瑪瑙はこういった感じに出てくるので、何らかの共通の条件があるなど・・・と考え出すと、寝不足になりそうですね・・・・(笑)

    >しかし,こんなにも美しいものを見つけられて羨ましい限りです♪
    実はほんと偶然の賜物で、この周辺を探しても、どうもほんの一部分の地質に出ている事が解ってきました。
    まぁその辺の詳細はおいおい公表が出来ればと思います。

    ではまたそちらのブログにもお邪魔させてもらいますね(^O^)/

    ではでは・・・
    posted by Lime | 2019/03/19 5:35 PM |
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