Lime JuiceLimeの活動日記
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鉱物展示ケースの製作 10:41
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    ※展示ケースの写真を追加しました。

    今日はお天気が急変しましたね!

    雷を久しぶりに体験しました・・・

     

    すでに息子のインスタグラムの方では公開されていまして、多くの方からコメントや「いいね」を頂いている鉱物展示ケースの件です。反響が大きかったので少し簡単に制作過程を書いてみる事にしました。

    欲しいと言ってくださった方もいると思いますが、手間がかかり過ぎて設定した価格がかなり高くなった事もあって、その訳も含めて制作過程を載せることにしました。

     

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    上記写真!これは30cmの正方形型

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    隣は少し小ぶりなサイズ(長方形)

     

    製作しようと思ったきっかけは、ガラス板が入手できた事と、ゴールデンウィーク前半が予想外の出来事で、私に時間が出来てしまい何かやらないと無駄に過ごす事になるという恐怖心からついついこんな製作物に手を出してしまいました・・・(笑)

     

    まずは全体像を考えて、それとガラス板の無駄のない有効利用を考えたサイズで作る事を優先しています。

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    ベースの板材は、広葉樹の硬木の集成材を使用して作ります。 採寸してから電動丸ノコで切断してゆきます。

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    切断した板材を、フライス盤という金属加工に使う機械にセットして、ガラスのはまる溝とライト用のベースの溝を彫り込みます。

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    ガラスをセットする溝はきちんと掘らないとケースにガタが出るので、深さと寸法はキチンと合わせて設計します。

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    次は真鍮の丸棒材からケースの足にあたる部分を作ります。

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    4個同じ物を切りだしたら、次は高さ調整用のネジを切ります。

    これはネジ切り用のダイスという道具です。 この穴のあいている部分にネジを立てたい物を押しつけて、ネジこんでいくとネジが作れるという優れモノです。

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    旋盤のチャック(左部分)に真鍮の足が付けられていて、右側のドリル用のチェックで押さえつけてネジを切ります。

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    この時、機械は手動で回転させます。

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    慣れるとこのように綺麗な正確なネジが作れます。

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    4個作り、これをケースのベース部分に取り付けて足にします。 何故ネジなのかと言うと・・・・

    置く場所によっては必ずしも水平が取れていなくて、ガタが付き物です。 そのガタつきをなくすために微調整できるようにするためです。

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    木に打ち込んでネジを形成する「鬼目ナット」と言うものをベース側に取り付けます

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    穴をあけて六角レンチでネジこめば頑丈なネジ穴が作れます

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    このように足を取りつけます。

    私はこういった棚を作る時には、ベースが地下置きにしたくないという変なこだわりがあって、足を付けて浮かせるようにします。

    その方が見栄えもずっと良くなり、移動する際も指を入れやすくできる利点も大きくなります。

    最終的にはこの足の面にシリコン製の当てを貼り付けますので、置いた場所を傷つける事もないです。

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    これからが大変! トリマーという工具を使って外周の面取りを行います。

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    ベースの端面は切りっぱなしなので、このままだと木がささくれたりして良くないです。

    そのためこれを斜めにカットして見栄えと持ちやすさを両立してゆきます。

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    端面を斜め切りしてこのようなシャープなエッジを出すのは結構難しいです。

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    このあとペーパーがけして、オイルステインという塗料を塗ります。

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    1回塗って乾いたら、目の細かいペーパーをもう一度かけて、2度塗りします。

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    さてこれからが難しい作業です。 一番の見どころのガラスのケース部分を製作します。

    5mm厚のガラスを使用して、これをサイズに合わせて切断します。

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    切断は「ガラス切り」という専用の道具を使って切るんですが、ガラスが5mmもあると切断にはかなり慣れとコツが必要になってきます。

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    切断したガラスは、サンダーで端面を研磨そして磨き加工を施してこれから接着作業に入ります。

    強力なシリコンシーラントを使用して、ガラスを組み上げながら接着するのはかなり難しいです・・・そのため専用の治具を作っておきます。

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    ガラスの接着厚は2mm程度しかありませんので、コーキング材がはみ出ないように力加減を調整して固定するのが難しいです。

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    はみ出てもいいように、あらかじめマスキングテープを施しておきます。

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    クランプで固定して1日ほどで接着可能です

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    今度は先程の真鍮製の足です。これはそのままなので、これもピカピカに磨き上げます。

    旋盤のチャックに挟んで、ペースト状のコンパウンドという歯磨き練りのような物を使用して磨きます。

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    ゆっくりと回転をさせながら、研磨剤を浸み込ませた布を使って磨いてゆきます。

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    左2個が磨く前、右側2個が磨いた後です。

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    展示物を置くスペースは木目のままではいまいちなので、光の反射が少ない黒のフェルトを貼り付けます。

    フェルトを切るために、チャコでマーキングを施します

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    テープを使用して、フェルトを貼り付けます。

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    ライトをセットします。

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    適当な水晶を入れてみました。

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    大きさの異なる3つのアクリル製のキューブを使って、ひな壇状に配置すると見栄えあが良くなります。

    それと基本的に、いっぱい詰め込むよりも、このように空間を贅沢に使って展示する方が、かっこよくてしかも高級な感じがします。

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    今回、こちらのサイズよりも一回り小さく長方形なタイプを、いつも採集に同行してくれるmoriさんにモニター使用として引き取ってもらえる事になりました。下の写真の物(詳しくは息子のインスタグラムの写真を参考に・・・)

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    自らが採集された鉱物をカッコ良く展示して、自己満足に浸ってもらえればと思います・・・(笑)

    こちらのケース(ガラス部分30cm×30cm×30cm)は、欲しい人があれば販売は可能ですので、このブログのコメント欄か、もしくは息子のインスタグラムにDMをお願いします。(因みに中の鉱物とアクリルキューブは非売品になります)

     

    では今回も長文読んでくれてありがとうございました。

     

    ではでは・・・

     

     

    | DIY | comments(2) | - | posted by Lime (ライム)
    Comment








    Lime様
    いつもながら,機材の豊富さや使いこなす技術に敬服します。加工精度が高いって羨ましいです。私がやるとどんどん現物合わせになっていくので(苦笑)ちなみに裁ち鋏良いですね!!!
    では加工ネタも楽しみにしています。
    posted by ちゃーん | 2019/05/10 8:55 AM |
    ちゃーん様

    こちらにもコメントありがとうございます。(^O^)/
    そちらはもう夏の気配ですよね!

    私も普段使いの物は、現物合わせでどんどん切った貼ったして作りますよ・・・それはそれで十分な場合もありますので、大丈夫だと思います。
    でもさすがに人に貰って頂けるような物を作ろうと考えると、そう言う訳に行かず、これまた困った事にやりだすとむやみにこだわりが先行するという悪循環に陥り、ズブズブの沼に沈みます・・・

    この裁ちばさみは、ゴミを出しに行った日に、家の前の燃えないゴミに出されていた物を拾ってきて研ぎなおしした物ですよ・・・

    加工ネタってみんな見ててくれるのかなぁ〜(苦笑)
    何か作ったらまたやりますね!
    今後とも宜しくお願いします。

    ではでは・・・

    posted by Lime | 2019/05/10 11:26 AM |
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