ログを確認すると、昼から直射日光あたっていたので、51℃ってのが残っててこれまたビックリしている。
今年の夏の高気圧は、二階建て構造で熱の放射を抑え込んで、言わば日本列島は魔法瓶状態になって熱が拡散できない状態になっているようだ!
これから先、逃げ場のない熱が海水に取り込まれて、海水が十分に熱せられているので、この二重の断熱がなくなった後に、空気の対流が激しくなって大きな台風がやって来る予感もありえる。
それにしても暑すぎ・・・まだまだ続くようです。皆様も熱中症に気を付けてくださいね。
今日は、この暑い夏が来る前のお話しです。
その日は知り合いの町工場に「仕事2割+(雑談6割+3時の休憩2割)」でフラリと寄って、時間つぶししたときの話をします。(ここへはコロナの事もあってかなり久しぶりの訪問でした。)
科学大好きの私が、こういう非科学的なネタを披露するのも何だかおかしいのですが、今回ばかりは色々とつながることがあったのであえて時間を延ばして公表することにしました。
その日、立ち寄ったのは、いつも部品を発注している町工場です。
今回は部品の設計変更を行いと考えて、その相談をするために訪問をした際に聞いた話になります。
なので、この話を聞いたのは、まだまだ初夏に入る前、うっとおしい長雨にあたりながら、その工場の扉を叩きました。
私と同い年の社長、なッ!なんと!!・・・18歳も年の離れた奥様がいらっしゃいます。
そんな奥様・・・私が来るときは、私が甘いモノ好きという事を察し、暑い時期はかき氷やケーキなどおやつなどで出迎えてくれるのですが、今回は姿が見えなかった。
まぁ、今日はお出かけなのかと、さほど気にも留めずして・・・社長と設計担当者を交えて仕事の話が始まったわけで・・・
いつも思います。その年齢差!
(おぃおぃ!しかしさぁ・・・18歳下ってどんなんだよ・・・自分が18歳の時に相手0歳児って! 想像できません!・・・まだ離乳食も食ってないんですよ・・・笑 まあここで、離乳食なんて食ってたって食ってなくても、母乳ストレートでグビグビやってるようでも・・・こちとらロック聞きまくっていた18歳の頃に、よく聞く音楽の趣味は?・・・って言っても、かたや「母の心音」ってなことになってしまいます。 でもジェネレーションギャップをどう埋めるのかとか結構大変かもしれないな〜って余計な心配したりしてしまいますね! しかしさぁ〜初めて見たとき娘かと思ったよマジで・・・苦笑。
そんなんで、羨ましさ半分、色々な意味で現実を認めたくない、おじさんがそこにあったりの残りの半分で、私は敬意を払って”お嬢さん”と言っています・・・笑)
以前、関係者と食事した時にもこの話題に・・・私としては”今更ながら”なのだが、どうやれば、そうなるかと尋ねても、いつもなぜか「俺がボタンを掛け違えただけなんだよ・・・」って、なんか!妙にカッコいいのか?、カッコ悪いのか!わからないことをほざいて、いつもごまかされてしまうんです。
奥様は、そんな横でいつもニコニコと微笑んでいました・・・笑
「てか!・・・まさか!!その汚ったねえ〜作業服のボタンを、とある法則に基づいた暗号のように掛け間違えたりすると、こんな若くてかわいい奥さんが来てくれるのか?」と誰もがにわかに信じがたい言葉を、そこに居た皆が無理やり納得せざるおえませんでした・・・笑 まぁ冷静に・・・笑
話はかなり変わるが・・・
この鉱物採集ってヤツは、長くやると仲のいい趣味人同士で色々なつながりができてくる・・・その深い交流の”使い方さえを誤らなければ”・・・それはそれで更に面白いところにつながるものなのだ。
私と社長とは、元々仕事で使う部品の機械加工関係で知り合いだった、この工場に部品を発注することになって、そして奥様も生粋の鉱物マニアであったことを知ることになる。 鉱物にも多少興味があった社長を交えてプライベートの趣味を超越(これまた”超越”ってなんだよ!)して、まさかこんな公私混同を得ることになったのである。
そんな鉱物好きな奥様・・・、基本的には購入品が多いのだが、数年前から私の影響もあって、近隣の産地へと自分たちで鉱物採集で足を運ぶことが多いと聞いていた。(ガイドブックに載っている産地が多いですが・・・)
私は採集方法や探し方を、少し教える程度なのだが、それでも、もう枯渇したといわれてるような産地から、自分たちなりの尺度で結構な成果を出して持って帰ってくるのには驚きを隠しきれないのである。
部品改造の打ち合わせが終わり・・・社長は、友人たちとのバンドの話になった、「今度は俺からお前にお願いしたいことがある!」と言って渡されたバンドスコア・・・私が昔に頼まれて編曲した懐かしい物だった。
「メンバーが変わって初心者が入ってきたので、ベースラインをもっと簡単にして欲しい」という要望!! 要はかなりゴリゴリのアレンジメントした曲をベースラインだけ簡単にするという話だ!「そんな甘ちゃんでいいのかよ!このスコアで練習させろよ・・・笑」って言いながらも受けることに・・・ その日はその流れで社長と音楽などのたわいもない話で終わる予定だった。その最後に・・・
まぁ話の流れというか・・・私が「あれっ!お嬢さん(奥さん)は!」と聞くと、なんか一瞬顔色が曇った違和感を私は即座に感じとってしまった・・・苦笑
そうなのだ・・・鉱物好きな奥さんは・・・いつもなら私と社長との仕事の話が終わるのを見計い事務所でスタンバっていて、打ち合わせが終了すると自分で採集した鉱物や、ネットやミネショーで購入した石を菓子箱に一杯持ってきて、そのミネラル・マシンガントークに私の体は鉱物の弾丸によってハチの巣状態になってしまうのである・・・笑 まぁ何となく、それに付き合うのも私の楽しみのうちで、ここへ訪れるときはあえてそれも含めての時間を設定するようになった。
今日は、その強烈なマシンガンが出てこない。もしかしたら今日はスナイパーライフルで一撃をくらわされるのではないかとドキドキしていた時に、この話が出たのである。
社長の曇った顔を見て、私も何となくその雰囲気を察し、それ以上の話をせずに席を立とうとしたときに、社長が静かに話をし始めた。
聞いてみると昨年の秋ぐらいから「原因不明のうつ病」になって、部屋に閉じこもってしまっているようなのだ。
(今は少しずつよくなっているのという事なので、こうしてブログに書くことを許されているが・・・)
こういう言い方をするのは申し訳ないが、いつもの底抜けに明るいキャラから、彼女がうつ病になっているという事を、私の頭の中で、どう積分しても微分しても、想像をつけることができなかったので、今になってはそんな風に思った事さえも、とても申し訳なく思っている。
病気の状況が・・・そう!状況なので私はあえて深入りせず、私の方から話をそらし退席しようとしたら、社長が再びこの話に舵を切りなおしたのである。
「なぁ・・・ライム(実際には名前)どう思う? お前・・・幽霊とか信じるか?」
「幽霊?ゴーストの・・・? えっなんで!」
あまりにも唐突な話、それも・・・その本人のキャラに合わない内容であったのと、いままで鉱物の話しかしたこと無かったので、その唐突な話の切り出しに、かなりびっくりしてしまった。
何しろちょうど先程まで、編曲の話をしていたので、曲をアレンジメントしたりする際に、そのベースラインやギターのフレーズに、トリルほど明確でない、ほぼ聞こえないような装飾音のような音をフレーズに仕込む言葉の「※ゴーストノート」※和製英語を表す「ゴースト=幽霊」を知るくらいだった、それくらい私も幽霊とは縁遠い存在なのだ・・・
知っているとすれば、映画の「ミッションインポッシブル・ゴーストプロトコル」「ゴースト・ニューヨークの幻」くらいなもんだ。なにせ一番身近な石にパワーがあるとかの話でさえも、申し訳ないが信じていない・・・笑
※正しい英語表記では、その奏法の事を・・・曲のバックグラウンドでさりげなく鳴り美しく聞こえる様子から「GRACE NOTE」と言われている。GRACEという言葉には、表に出すぎないさりげない美しさを意味する言葉もあります。
話の内容はこうだ・・・・
その前に、あえて言っておく・・・その産地のある地主や住民に気を配ることも含めて、詳細な場所などはあえて伏せておくが、鉱物採集をやっている、ほかの方にも同じようなことに遭遇してほしくないので、この内容から場所は、何となく推測できるような書き方をしている。なのでうっすらわかっても産地の事は書き込みしないでくださいね!
昨年の秋に、地元では結構有名な産地に、旦那さん含めて採集に行ったらしい・・・ここは、緑色をした水晶が採集できる、地元や鉱物マニアの間では結構メジャーな産地でもある。
その日は成果は上がらなかったらしいが、家に帰ってすぐに体調が悪くなったと話してくれた。
楽観的な人なので「まぁ寝れば治る」と言ってこの日は早めに就寝したらしい、しかし夜中に突然叫んで暴れだしたため、救急車で病院に行くことになった。
病院では落ち着きを取り戻したらしいのだが、脳のCTなども撮ってもらったがそこでも異常は認められなくて、担当医の先生からは軽い「せん妄」だったのではと診断されたらしい。そして本人はそのことを覚えてなかったらしいのだ・・・
しかし、翌日には右足が痛みで動けなくなり、そのあとも同じようなことが度々繰り返されて、ある日その奥さんから驚くべきことを言われて気味悪くなったという。
それはその産地に採集に行ったときに、道中のにある古い地元の墓を過ぎたあたりから、杉林の中に肉眼でぼんやりと確認できるくらい遠くで、女性が立っているのを度々みかけていたらしいのだ、はじめは山仕事の人だと思い気にも留めずしていたらしいのだが、それは浮遊するようにゆっくりと森の中を進んでいるように見えて、自分たちを追ってくるような感じもしていたらしい、そしてずっと視線を感じていたので気味悪くてあえて黙っていたと言っていた。
その時ほかに同行したもう一人の女性(未婚)は、その森にたたずむ女性は見ていないらしい。
採集中は何もなかったのだが、帰宅しそれから間もなくして、半夢半醒のような状態に陥ったときに女性が毎日のように「自分の右足を触りに来るのだという」
私は完全に鳥肌が立った。それは話の気持ち悪さだけではなくて、同じような話をほかでも聞いたことがあったので、その内容を思い出して、なぜかただならぬ雰囲気を感じたのである。
少し涼しめに設定された事務所の冷房の温度がさらに3℃ほど下がったような感覚を感じた。
以前、このブログに関西方面の方が「採集に連れて行ってほしい」という事でコメントをもらったことがある。その方とは別の産地であったときに、その方自身も、この曰く付きの産地に行った夜に足が痛くなったという話を聞いている。
私が知っているだけで、あと二人の方も、この産地に行ってしばらくした頃に体調に異常をきたしたと聞いていたため、それが脳内でリンクした瞬間でもあった。更に調べると体に直接不調をきたす人いれば、夫婦仲や恋人仲が悪くったという人もいるみたいと聞いた。 ほんとかよ?
社長は奥さんの状況を心配して、お払いをしてもらいに行ったりしていたらしいのだが、ある日「そういう能力」を持っている人に現地に案内するように勧められて、社長とその場所に足を運んだという。
その時の状況を話してくれた。
その場所は、実際の鉱物が採集できる産地に至るために駐車できるスペースから、徒歩で山を登るのだが、途中その地元の墓地の前を横切ることになる。
その能力を持っている方が言うのは、その墓地周辺に男性2人の霊がいるそうだ、でもその2人は何もしてこないらしい、問題なのが少し登った先にある特徴的な形状をした木のある所から、奥の林にいる年のころ30代くらいの女性が問題だそうだ・・・やはりいたのである。社長は見えてなかったという。
もともと地元の人ではなくて、この周辺のどこからか、この場所に流れてきた”地縛霊”という事らしい・・・その女性の生まれは昭和初期であり、事故か何かで仲睦まじかった旦那さんに先立たれてひとり身になって、寂しさに耐えれず何らかの形で自分も一人で亡くなったらしい・・・(すごいどうしたらそんなことまで解るのだろうか?)
なので、夫婦や恋人同士でしかも”霊媒体質”の人が寄ると完全に取り憑かれるらしく、特に年の近い女性や、夫婦などに対してすさまじいほどの嫉妬心があり、遭遇すれば何らかの”霊障”を起こすことがあるらしいのだ。社長は自分には見えないことを話すと、その女は男性を見る目は優しいというのだ。
供養のために線香を焚いて手を合わせて帰ってきたのだが、それからは奥さんの状況はだんだん良くなってきたという。
その霊能力のある方からは、今のところ男性は大丈夫だが、特に女性はここには近づくのは控えたほうがいいと言われたらしい。
多分、少ない情報でも、ひょっとしたら「あそこなのかもしれないなぁ〜」と感じ取った人は多分あっていると思います。
この産地に入るときは少し注意が必要かと思いました。(言ってる私はなんにも見えませんが・・・笑)
最近は容体もよくなって、外出できるようになっと先日連絡を受けたので、ブログネタにすることを了承を得たのであります。
後日談・・・
まぁ・・・「取った・取り憑いた・・・」なんてどうでもいいけど、なんでもいいけど「心霊用語」難しすぎるぞ・・・笑
どれも一発変換できなくて、わざわざ検索してそのたびに意味調べて大変だったよ・・・
?”霊媒体質”(←そもそもこんな単語を知らなかった・・・苦笑。エアコンとかに使う、冷媒(フロンガス)こっちなら知ってたけど・・・笑)
?「取り付く(←これ×)憑く(←これが正解らしい)」⇒クライミングで「ホールドに取り付く」はよく使うけど、「遭難者の霊がホールドに取り憑く」使い方はあってるけど・・・なんか怖いよ!!
?”霊障(れいしょう)”って読むらしい・・・ほんとマジで”冷笑”しながらこのブログ書いてるし・・・
※うまく説明できないので興味ある人はネットで検索してね!
普段使わない単語連発で心霊系はマジで困った。正しく表記しないと、心霊マニアからクレームが来て「取り憑かれ」ても困るので・・・笑
生徒:「Lime先生! これテストに出ますか?」
先生:「夏休み明けのテストに出すぞー みんなちゃんと覚えとけよ」
「そうそう!将来・・・霊媒師やエクソシスト目指してる人は必須だぞ・・・」
一瞬、単語登録したほうがいいかと血迷ったが、誤変換で技術者にこんな単語でメールとか送ったら大変なことになるので、登録はしませんでした・・・笑 ほんとやらかしそう!
冷凍機械責任者資格持ってるのに・・・
「次回の冷凍機の冷媒ガスは、代替フロン”霊媒”に交換を予定しています。」
こんな冷蔵庫使ったら、別な意味で冷えすぎます・・・霊が冷気とともに出てきそうでイヤですよね〜笑
誤変換マジで”霊障”じゃあなくて・・・それこそ”冷笑”されそうです。
ではでは・・・
今回は、教えてくださった関係者に迷惑がかかると困るので、あえて所々にゴーストを仕込んでありますが、周辺の話は事実に基づいて書いております。
]]>そして今回も多くの地域で被害が出てしまっている。 被害に遭われた地域の方には、謹んでお見舞いを申し上げたい。
しかしなんだなぁ〜世間の批判をものともせず、このせっかくの4連休を全部雨に塗りかえるのも、なかなかの根性だよ梅雨前線君!
でもある意味、先回りして少しでもコロナの伝播を防いだとすれば、それはそれで、恵の雨だったのかもしれないと思っている。今回ばかりは、なかなかいい仕事してるね。って褒めておこう!
天気が悪くても、鉱物採集には行ってしまう、そんな日にも関わらず、いつものメンバーで産地に足を運んでしまった。
息子と地質図をもとに今回の産地を選んだのだが、かなり厳しい場所!
それでも谷をさかのぼって、何とか目的の場所に到達できたのだが、とにかく切り立った崖が多くて厳しい場所!
斜面はマサでざれているか、もしくは取りつきようがない岩でできていた。
そんな谷にも、ペグマタイトが所々にあり面白い。
切り立った崖の上に見つけたペグマタイトの脈を見上げる。
ここのやつは固いので、掘ったりはせず・・・先を目指します。
45度はある斜面をバランスよくトラバースして、ペグマタイトを探しますが、下草が噛んでいてよく見ないとわかりません。
それでも、たまに斜面にこぼれている、パステルピンクの粗いカリ長石の結晶を見つけるたびに心が躍ります。
なん箇所かペグマタイトを見つけて掘ってみましたが、煙水晶小さなものが2〜3本といまいち成果が上がりません。
半分あきらめかけて、急斜面の尾根の駆け上がり部分の変色部分に怪しいところがあったので、近づいてみました。
木の根を巻き込んだペグマタイトです。 よく見るとすでに水晶が顔出している
熱水転化して腐食したグズグズの長石に巻き込まれて数本の煙水晶の面が見て取れます。
このパターンはいいやつが来る兆候です。
この場所、とんでもない急斜面のガケです。 足を滑らせば20m下の谷に真っ逆さま、普段こういう場所を歩きなれてなければ、ロープなど、セルフビレイするものがなければ、絶対に近寄れません。
安全を期すために、まずは足場の確保のため、ハンマーとタガネで斜面を削って足場のためのテラスを作りました。
ずるっと行ったら下まで止まらんやろうなぁ〜笑
雨時々晴れ!天気予報あたってんじゃん! 時折覗く日差しが蒸し暑さを倍増させます。
足場ができたところで採集開始です。 標本も道具も落とせばこの下の谷に落ちてゆきます。
恐怖で笑えるくらいの場所です。
晴れていれば眺めいいのですが、やっぱり駄目ですね。
雨がひどくならないうちに、早めに決着をつけます。息子曰く・・・多分いいのが出るという予想です。(でも8割方あってます)
掘りこんで5cmですでに結晶化した煙水晶
ホジ棒に当たる独特な感触がそこらじゅうにあると言う、すでに結晶面が見えている。
はじめは、こういう小さなものが、連発しました。
掘りこむうちに、ガマの様子がどんどん変化してゆきます。
薄茶色をした透明感ある綺麗な煙水晶が続きます。
その時、息子が「よし長石!いいの来た!」と叫びます。
この言葉は、ガマの中の結晶化状態がいい方向に変化したことを表します。
ガマの様子が転舵する瞬間です。 みんな色めき立つ!!
長さや大きさが一気に変わりました。
掘っても掘っても出てくる煙水晶
ピカピカで透明感あって・・・こんなんがゴロゴロではじめます。
再び、結晶のいい長石が登場です。
この状況に思わず顔を見合わせてニヤニヤが止まりません。
ガマの様子がさらに変化してゆきます。バベノ式の長石ですが、縦成長が見事です。
こういうのが出ると水晶も期待できます。結晶化状態が最高潮に達する瞬間です。
ピカピカの長石登場!
息子が「ほら、やっぱり変わった結晶きた!」と言って渡してくれた細長いカテドラル型煙水晶
縦成長がすごいです。
サイズ感も倍増!
不思議なことに、煙水晶に必ず長石が共晶しているタイプが多く出始めます。
奥に何かあるようでガマ周辺の粘土を手でかき分けます。
見えるよね、でかいやつ! 笑いがこみ上げる
洗うまでわからなかった。
3連双晶 まあ張り付きだけどね!
洗浄後・・・長石側は少し隙間があるんです。
このガマからは大小合わせて50本以上の煙水晶を採集しています。
これが一番でかい煙水晶でした。
家に帰って大きなものを洗浄しました。
色がいいねぇ〜
今回は興味深い標本がたくさん採集できました。
でかいのよりも、私の一番のお気に入りは、「ブラックスポット」とか「ブラックドット」もしくは「mole=ホクロ」といわれる真っ黒な独特な「スポット」が入っている煙水晶
これ国内で出るんだ!初めて採集できてうれしかった。(昔に古い海外の文献で読んだことあります)
結晶が成長する際に、煙水晶のカラーセンタの影響を受ける結晶になるには、アルミニウムイオンと放射線の影響が必要です。
そのどちらかが局部的に強く残ったモノと解説を読んだことありますが・・・私の英翻訳が間違っていたらごめんなさい!
それでも当時正確なことはわかっていなかったと思います。
なので本来、別の鉱物を内包した「インクルージョン」とは言わない。
本来なら真っ黒なモリオンやケアンゴーム(カンゴーム)になってしまうか・・・よくある色が均一な煙水晶になるはずなのが、この部分だけに染みとして残っているみたいです。 この子が成長する過程で何があったんだろう? 成長線に対して平行な染みが出ている点も面白いです。
そのため紫外線や太陽光に当てると、ずれた結晶構造が元に戻って、この点はなくなってしまうといわれています。
拡大すると、局部的にこの部分だけが濃い染み状でホクロのようになっています。moleとはよく言ったもんですね!
でもね、こんなんで驚いてたらいけません! もっとすごいの当てたよね・・・ねっ・・・ポロロッカさん!
あれ見たらこんなの霞んで見えるわ・・・ブッたまげたねぇ!うらやましいとか通り越して、「悪いこと起こらんといいけど」ってなんか心配してしまった。
アリエナイがアリエル(ディズニー映画の人魚の主人公じゃぁねえから)に変わった瞬間です。
機会あったら一度触らせてね! その股間を是非とも拝ませて欲しいです…笑
標本もしかり、そのガマの劇的な変化も記録取りたかったなぁ〜 皆さんお楽しみに・・・
先に番宣してやったぜ!!・・・笑
ではでは・・・
]]>
もう言わなくても承知なように、梅雨前線がいつもになくとんでもない猛威を奮っています。
洪水など被害に遭われた地方の皆様にはお見舞いを申し上げます。
コロナウイルスの影響で、鉱物採集に適した時期に制限がかかってしまい・・・残念ながら今年のスタートは遅れてしまいました。
やっと制限が解かれたので、最近クリエイター活動で色々と仲良くしてくださっている方を、日ごろのお礼代わりに鉱物採集にお誘いしました。
女性お二人で、Aさん・Bさん(Aさんの友人)
その方の友人も含め、私たち4人で花崗岩地帯に向かいました。
全くの初心者さんではないので、山歩きは大丈夫という事なので、少し道なき道を頑張って歩いてもらいました。
この産地は随分前に、違う石友さんを案内した場所、土壌風化の典型的なR層を形成した、大岩がゴロゴロした場所。
この風化岩盤層のどこかに、よく探せばドでかい晶洞(ガマ)と呼ばれる、石英が結晶化したポケットが存在する。
まずは、以前掘った場所を再度掘ってみることに、その時は天候の事もあり、そこまで深追いしてなかった。
まだ残ってました・・・うれしい!
息子が掘り方や脈の追い方をレクチャーしてます。
掘ってみると右下にまだまだ、粘土が続いているのを確認、ここはお連れさん優先でお二人で掘ってもらいました。
張り付き含めて色々と出ましたが、このガマも最後まで掘りこんで終了!
私が二人を見ている間に、息子が先行して、もう一段先の尾根にある場所を確認に行って帰ってきました。
「ペグマタイトが数ヶ所あって、そのうち1か所ではでかい長石が刺さっていると・・・」
長石が好きなAさんが色めき立つ!!
再び藪漕ぎをして、次の場所に到着!
普通に立っていることさえ難しい場所、彼女らを確保しながら、息子が見つけてきたペグタイトに案内しました。
手を触れる前に写真に撮った長石
明らかにこの奥に晶洞が続いているという、わかりやすい展開・・・笑
そして胸高鳴る瞬間です。
指の大きさから結晶のサイズを推測してみてくださいね!
採集者を確保できるように、私がロープとスリングを張りました。 それを使って安全確保しながらまずはAさんがバベノ式を取り出します。
やまらん瞬間が続きます。
Bさんも狭い場所に入って掘ってもらいました。
果敢に攻めるAさん・・・笑
夢中になる採集者を冷静に俯瞰している息子がいました・・・笑
いいものは、その場で新聞紙に包む役目は私です・・・笑
長石に煙水晶が張り付いているようなモノから、普通のピカピカの煙水晶まで小さなものを含めると50個以上は採集できましたね!
私たちはほとんど受け取らずに、すべてお二人で山分けしてもらいました・・・笑
後で洗うの楽しみだと思います・・・笑
まぁそんな感じで採集は終了、帰りにマムシを見つけて捕まえたりしながら、無事に駐車場まで帰ってきました。
あれだけ大変だった道中も、採集品で重たくなったザックが心地よく感じる帰り道です。
これが鉱物採集の醍醐味ですね。
ではでは・・・
]]>
某国からのとんでもないウイルスによって、鉱物採集に最も適した気候のいい季節に外出できなくなり、ストレスが溜まってしまった。
梅雨に入る前に一度はどこか行こうとなって、ちょっとした産地探索を行いました。
まぁ比較的地元といえば地元なのかなぁ〜いわゆる「ご当地産地」なので採取できるモノもしれてます。
石英が露出している山の南斜面、日影がないのでめちゃくちゃ暑い!
下草を刈りこんでから、比較的発達している石英脈を追って頭突っ込めるくらいの、穴を掘ってみました。
赤茶色のガマ粘土を追って探します。
とにかく何も遮るものがない南斜面・・・とにかく暑すぎる・・・熱中症が怖いので、ペットボトルで数本持ってきた飲み物がなくなったら終了するという約束で掘削開始です。
掘り始めて、斜め30度下に向けて脈が続いています。
対比が無くてすみません! このような粘土の空間に1cmほどの水晶が付いたクラスターが来ます。
この穴にすっぽりと入って作業するのですが、背中が日差しで焼かれて暑いのなんの!
なぜか単発で、こういうのも採取できます。
暑いので選別はせず、掘るだけ掘って短時間での効率を目指します。
以下に一部の標本、水洗いだけした標本の写真をあげました。
家に帰って洗ってみたら、採集品の中に2〜3個ほど、このようなキラキラの両錘タイプ(片側透明、対面が少しミルキー)が入っていて、この付近のモノとしては珍しかったです。
ミルキータイプが多い中、たまにきれいなクラスタが出ます。
大きくなると、どうしてもこうなってしまいますね! ミルキータイプのクラスター
現地では粘土まみれで、ようわからんかった採集品、試しに持って帰ってきたら、こういうヤツでした。
太陽光あたるとキラキラで面白いです。
酸で洗うと、もう少し綺麗になるかも?
脈はまだまだ続いているようでしたが、とにかく暑いので、飲み物が完全に消費しきる前に終了して下山してます。
大きなものは採集は難しいかと思われますが、また秋が来たら行ってみようかと思っています。
アクセス含めて初心者向けなので、小さなものでも水晶を採取したいという人いれば案内できますよ。
ではでは・・・
]]>
さてそんな中、「おうち時間」の有効利用で始めた「温室づくり」が着々と進んでいます。
解説文章少な目で、写真でさらっと流そうと思いまます。
前回は材木に、ホゾ穴を開ける作業で終わっていますが、棟上げを行いました。
屋根は隣の借家の屋根をこのあと解体して、続きにしてしまう計画です。
下の写真、右側の部分が借家につなげた新しい屋根の梁
基礎に柱を組み終わりです。
ここからが細かい作業が多いので大変です。
この部分、ホゾ穴だけでなくて梁を受けるように、下に対しての荷重を支えるために斜めに切って柱を受けています。
透明なポリカーボネイト製の波板屋根が乗っかったので、この日は雨でしたが中での作業がしやすくなりました。
さてさてこれから、耐震と強度を持たせるために、自作で鉄のフラットバー(艶消しブラック塗装)で作った筋交いを埋め込むための窪みを付けます。
そのまま付けても問題ないのですが、柱から出っ張るので・・・ひと手間入れることで見た目にもよくなります。
「こういう異素材を入れることで、インダストリアルデザインのようなアクセント!」にもなるのを狙います。「あえて見せる加工ってヤツですね!」
取付用の「木ネジ」も強度を兼ね備えた特殊なものを使用しました。
自分でやると、このような一見無駄と思われるような部分にも、こだわって手を入れれるのがいいですね! 外注に出せば勿論、費用として乗っけられます・・・笑
作業中は、工具の切れ味も作業性を左右します。
なので刃物はよく研いで使います。
息子が一人で、柱に8か所に彫り込みを入れたら1日あっという間に過ぎてしまいましたね…笑
さて今度は、屋根の波板との隙間をコーキング剤で埋める作業です。 この隙間があることで、熱が外に逃げてしまうのと、外部からの風の侵入を防ぎます。
綺麗にマスキングテープを張って、波板屋根と軒柱の間にコーキングを充填します。
ヘラで綺麗に面を出しながらの作業になります。
細かくて根気がいる作業なので、向き不向きがありますね・・・でもこういうところにちゃんと手を入れておくことで、後々の管理としっかりした精度を出す事ができます。
専門業者では対応できない部分に特に力を入れて出来上がりのクオリティーを目指します。
さてここからは私の得意分野の熱力学の出番です。
ここは温室なので、この屋根に使っているポリカーボネイト製の波板だけでは、夜や冬場の放射冷却には熱が逃げて行ってしまいます。 なので更に室内に「中空ポリカ板」という透明なプラダンのような形状の板を内側に設置します。
中空ポリカの注意書きに「温室など」が書いてありました。
これで屋根との間に1層そして「中空ポリカ」自身が持っている空間で、更に2層の断熱層を形成して温室内の熱の逃げと、冬場の屋根が冷えることでの冷気の侵入、室内の対流による温度の低下を防ぎます。
夏型の高価な多肉植物にとって冬は過酷な環境でした。
なので少しでも冬場の管理をしやすくする目的もあります。
下の写真、右側の屋根は中空ポリカ板が貼られてないので、屋根の波板ポリカが見えてます。
息子がビスのメーキングをしています。
内側に張った中空ポリカと屋根の隙間にも、コーキングを施して熱の逃げを極力抑えこみます。
それぞれ違った形の素材を通して太陽光が入ってくるので、光が散乱して内部がとても明るいです。
板で押さえておいて、ビスで設置してゆきます。
柱の組付け部分には、耐震補強金具を取り付けました。
そして昨日、待望のサッシが入りました。
サッシはさすがに組めないので、こればっかりは業者さんで行います。
当初、窓ガラスもペアガラスにするという計画案もありました、さすがに費用面で流れましたね・・・苦笑
多分、このサッシに一番費用が掛かっていると思います。
貸している借家側は、上にらんま状の換気窓が入れてあります。
この後、ステンレス製の網が張られた網戸が入る予定です。
日が沈んで夜になっても、この中はすごく温かいと感じることができます。
この後、外壁の板金作業と、外と中のコンクリートのブロック塀&床のコンクリートに防水塗装をして、栽培棚を設置すれば終了になります。
これを見て「温室ってDIYで建設できるものなんだぁ〜」って思ってくれればうれしいです。
私たちはDIYって言っても、いつも強度やクオリティー、使い勝手は最高のモノを目指したいと思っています。
もし自分で建てたい人は、参考にしてもらっても大丈夫です・・・笑
しっかりと構想を練って、建設計画を立てれば、ある程度素人でもできると思います。まぁ人が住むようなモノとなれば少し難しいですが、こういう作業小屋や温室ならちょっと大きな工作と思ってやってみるのも面白いと思います。
何しろ、工務店にそのまま頼むと、特殊な物だけに費用はかさみます。
そして、国内で市販の温室では冬場の管理は暖房や電気ヒーターを入れることが前提となっており、地域によっては電気代がバカにならないと聞いたこともあります。
やはりその特殊性のため、趣味で持つにはコストの問題もあると思います。
市販のガラス温室では、特に屋根のガラス面と枠の部分からの放熱が大きいので、こうして自分でできる優位性としては、断熱できる構造にしたり、木材を使うことで少しでも断熱を効果を持たせて、立地に合ったものを安く建設できるメリットはあると思います。
そして少しでも、見た目もいいものを目指したいと思い計画を立てました。
数年で壊れてしまうものは、最終的に費用にも労力にも無駄になります・・・そして近年来る大きな台風にも備えられるような強度を持たせました。
コロナの「緊急事態宣言」の「おうち時間」・・・私たちにとっては、とても有意義な時間となりました。
ではでは・・・
]]>実はこの季節、日本では気象の上では、大きな季節の変わり目で、太平洋側からの暖かい空気と、大陸からの冷たい寒気が交わることが多くて、結構ダイナミックな気象イベントが起きる季節でもあるんです。
時には雹(ひょう)が降ったり、竜巻が起こるようなこともあるので注意が必要な時期でもあります。
鉱物関係で海外の文献などを漁っていると、検索条件でその語句の条件では検索に引っ掛かりにくい言葉があります。
その一つとして、晶洞を表す言葉として海外では多用されている言葉に、「ドゥルージー」」があります。
そのほかにも、「ポケット」、石英に覆われた空洞の隙間を「ジオード」などと分けて表現されることもあるので、検索の際はこのように単語を変えてみると、目的としている条件にたどり着くことができるかもしれませんね。
さて我が家のラボデスクが今日は娘に占領されています。(私を除いて家族は、食卓って言ってますが・・・)
それも何か面白そうな機械が出てきて、しかも娘のかなり上から目線から「今から旨いもん作ってやるので、ここでおとなしく待っているように」と注意を受けました・・・笑
おぃおぃ・・・こんなミキサー!いつの間に購入してたんだ・・・ワクワク!
マジかこれがあれば「生の大豆」からイソフラボンを抽出して、フィトエストロゲンを濃縮してエストラジオールを合成するときにも使えるじゃん!!・・・なんて頭の中に浮かぶ「ホルモンの化学構造式」を妄想でこねくり回しています・・・なんともワクワク!
なんて・・・悪いことなんかを、待っている時間に色々と妄想しながら、その飲み物のできる過程をまったりと観察することにしてみました。
どうもこれから、「シャレオツなスムージ」ってヤツができるらしい・・・なのでブログのカテゴリー分類は「DIY」であってるか少し不安!
因みにスタバでは、「○○○○フラペチーノ」って、最近は注文するのに、舌噛みそうな名前が付けられているのもあって、公衆の面前で、出てきたモリモリにしたホイップクリームが乗っかった飲み物を、おじさんが飲むのは恥ずかしいので、こんなんが家で飲めるのは少しうれしい!
今回は凍ったイチゴを使うらしい!
「絶対そのまま食たほうがうまいだろ!」って落ちは無しにしてほしい!
なんかバナナも入るらしいが、「そんなバナナ!」っていったら完全に無視!大丈夫か?
でも31アイスに「バナナ&ストロベリー」っていうフレーバーもあるので、バナナは相性がいいんかもしれないと、黙って納得してみることに・・・笑
イチゴを黙って1個食べてみたら、見事に凍っていて、久しぶりに「かき氷頭痛」がした。
とにかく、変な実験より、こっち方が写真映えするのに少しジェラシーを感じる。
私としてはこれは予想外!それも入れるの??
「甘めに!」をオーダーしたら大量の砂糖が投入されました。
この後、牛乳も投入されて、氷も入れてました。
結構な爆音だよミキサー!!
夜中にコッソリとスムージーが飲みたくなっても、この音はいただけない!
それにバナナのおかげで、粘性が出ています。
蓋を開けた瞬間にストロベリーの芳香が素晴らしい!
息子は、バニラエッセンスを入れてた。
何となく・・・スタバの雰囲気を味わいたくて・・・このグラスに注いでもらった。
味は結構うまいなぁ〜 これからもいろんな果物でやってほしいものだ!
ミキサーっていままで登場しなかったけど、結構面白い!
多分、粉砕熱がすごいので、ミキサーのガラスの容器に冷水ジャケットとか付けたら、海外のように個人で遺伝子改良薬を作るために、いろんな生物からDNAを抽出したり、植物からアルカロイドの抽出したりと、ちょっとアレゲな実験に流用できそうな気がしてきた。考えただけでワクワクする。
中古を買って、実験に使うのも悪くなさそうかなぁ〜
#おうち時間を使って、こういう妄想する時間も悪くないと思いました。
うまいぞスムージー、タピオカ入れるんなら後からのほうがよさそうです・・・「当たり前やろ!」って娘が言ってました・・・笑
ではでは!
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でも今回はホント、人類が最近経験してないほどの一大事なので、それを守って少しでも感染リスクを除く努力が必要ですね。
でも悩ましいがごとく、このお天気! ほんと少しでもストレス解消に出かけたくなるのも解らない気がします。
国内ではわざとそうしているのか知りませんが、この感染症へのすさまじい病状が伝えられていません。
前の記事にも書きましたが、何となくそのことが小出しで発表されてきてます。
「新型コロナウイルス感染症で、血液中に血栓ができるという珍し事象が発表されています」
海外ではすでに、この合併症の影響での死亡例や、若くてかろうじて命を取り留めても、血栓症による壊死で四肢の切断や、脳に血栓が詰まることでの重篤な意識障害の報告事例も多数あがってきています。
これではせっかく病気が治って意識が戻っても、こんな絶望的な状況は勘弁したいもんです。
多分・・・同じようなことが国内でも起こっていると考えられますが、詳しい報告がなかなか上がってきてないのが不思議に思えます。
さて、いずれは感染するといっても、治療薬・治療方法が確立してから感染するのと、いま未知のウイルスとの臨床試験の実験材料にされるのとでは全然違います。 海外の論文でウイルス自体が微妙に変異しているという事も報告されているので、数か月前の状況とはどんどん違っていく可能性もあるんです。 だから若いから大丈夫だという考えは捨てるべきであります。
なので、極力今の体制を維持して不必要な外出を避けて、自分さえよければいいという考えは捨てて、罹患しない罹患させないを持続できるかが正念場だと思っています。
なので、少しでもこの「#おうち時間」を充実させましょう?
普段は面倒でやれないことをやるのも時間の有効利用です・・・・
なので今回は、前から買っておいた薬品類を引っ張り出してきて「あるもの」の合成を試みました。
ヒント!
? 鉱物好きならまず知っている鉱物
? 宝石にもなります。
? 宝石質では無いものは、意外と国内でも採取可能
? 生成構造的には、違う鉱物としても魅力的
? 結構ありふれた元素で成り立っています。
さて何だかわかりますでしょうか? 実際にこの方法に近い方法で合成されて商品化されているモノもあります。
用意するもの・・・
ビーカーと液体を撹拌できる装置
それとそれを含む薬品
さてこの緑色したチェックテーブルクロスがアクセント! ここが我が家のキッチンラボ(私が勝手にラボにしている場所です。)家族はなぜか?食卓と呼んでいますが・・・笑
どこかの企業が推奨している「5S」なんていう、もっともらしい「綺麗ごと=実際に見た目はきれいになるのですが・・・笑」そんな理論ばかりでは、新しいモノなんて生まれてきません。
カオスな世界から新たなるモノが生まれるんです。
たまたま机に置いてあったビーカーの薬品を間違えて入れたら、今までにない強力な接着剤ができてしまったり、画期的な試薬が開発されたのも、実は偶然ではなくて綺麗に整理整頓されてない状況から生まれた産物なんです。使わない薬品で捨ててしまっていればそんな事は起こりません。
でもこんな私でも会社では、5Sを守りましょう(苦笑)・・・整理整頓しましょう・・・と口先では言ってます。
本音はとしては・・・
? 整理・・・そんなものいつも遅れ気味!まともに来た日がないらしい(笑) これじゃやないけど
? 整頓・・・そんな事できてりゃ、もっといい会社に入っています。そんなこと始めたらもう生きてないかも
? 清掃・・・業者に任せます
? 清潔・・・せめて風呂には毎日入りましょうってこと
? 躾・・・・そもそも、他人に言える立場ではない
5S=きれいごとと覚えましょう!
古き良き、あいまいなコンプライアンスが、これまた適当に行き届いていた昭和の研究室では、教授の使っているデスクはまさに、研究のためのデスクであったり、時には実験台になったり、ある時は探しにくい本棚でもあり、時にはすごい文献が置いてあるライブラリーであり、時には居酒屋のテーブルになったり、ピザの空箱の置き場であったり、実験が深夜に及び、疲れて隣のソファに横になれば、まさにホテルに備え付けられた、瀟洒な文卓にも変わる場所でした。
まぁ〜見る人が見ればここもそう見えてくるはずです。
この機械・・・研究をしている方にとっては一般的です。 この箱の中にモーターで回転する磁石が入っていて、1枚目の写真のように、この白い「回転子」という棒を溶液を入れたビーカーにセットすると、磁石の吸引力とそれを回転に換えた方法で、回転子が回ることで、間接的に液体を撹拌できる優れものです。正式名はスターラーといいます。
ハイ!めんどくさいコンプライアンスのことは抜きにして、免許証もってけば薬局で買えます。
しかしエタノールは今の時期色々と騒がしいので入手が難しいかもです。
鉱物を洗浄する塩酸を含めて、こういうものがいつも怪しまれずに買える薬局と仲良するほうが、高いスキルが必要になります。
なので、購入してからはすべて自己責任です。塩酸をひっくり返して重度のやけどを負っても、薬局のせいにしたらいけません。
家にいる認知症のジジイが間違ってエタノールをグビグビやって救急車で運ばれても、シラは通しましょう・・・販売した薬局さんには関係ないんです。
試験研究用以外に何に使うのか教えてほしいのですが、ケイ酸エチルっていう試薬、これがないと始まりません、この実験の主役です。
酸化ケイ素が入っているので、ズシリと重い液体です。
昨日から鉱物採集を始めた小学生にも、ムダ金払って旧態依然の同好会に入っている方にもわかりやすく説明すると、
実に大雑把に言うと、エタノールというアルコールに、あの水晶がドバドバ溶かし込んである液体です。 まぁ考えても解るように、水晶が簡単に溶けるわけもなく、色々な工程を得て工業的に合成されたもので・・・
ファンタジーの世界では道具屋で買える「水晶」を作る魔法の液体のような存在です。
アルコールのような揮発性の高い有機溶媒は、金属と反応してこうした「アルコキシド」という複合有機金属酸化物を作ります。
化学屋の世界では、結構いろいろなものに使いますし、半導体の製造なんかでもバンバン使われています。なので正式名の「テトラエトキシシラン」っていう名前の頭文字をとって、TEOS「テオス」って呼ばれることもあります。
この「シラン」っていうのが、シリカで合成された有機ケイ素化合物のことになります。
簡単に事を返せば、有機溶剤と一緒にすれば、シリカ=ケイ素もこういった液体で持つことができるという事です。
もちろんアルコール系なので、燃えますし扱いを誤れば火事になります。
あとあまり知られてない危険性としては、飛び跳ねた飛沫や揮発したヒュームなどが目に入ることで、眼球内部へ比較的簡単に侵入します。そうすると目の中で体液(水分)と反応して、加水分解することでマイクロメートル単位の球状のシリカが析出し始めます。そうすると外から分解は止められずに、眼球の内部で多量のシリカ粒子が析出することで、硝子体などの透明な部分がシリカにより白濁して、ひどいと白濁失明することになります。 でもシリカは光を通すので、完全にブラックアウトするわけではなくて、昼夜の判別くらいはできるかもしれませんが・・・笑
まぁビビっててもしょうがないので、ちゃんと目を保護する「ゴーグル=保護メガネ」などを付けて、いま不人気度No.1のコロナウイルスのように危険性を知って、うまい具合に綱渡りして扱うテクは必要とされます。
こんだけわかりやすく書いたんだから、まぁ「なんかあっても、あんたの自己責任」だよって言うことね・・・笑
こいつも目に入ると簡単に失明するので、アルカリ性溶液は要注意!!
あとこいつの臭いに免疫がないと、キャップを開けた途端、この場があっという間に「古い公衆便所にトリップした感覚」に陥るので要注意です、必ず換気がいい場所や、あらかじめ家族に「いいか!お前らを今から公園の古い公衆便所にトリップさせるぞ!」って言っておいたほうがいいと思います。それと、食事中とかはできれば避けたほうが、一家の大黒柱の地位は守れるかもです。
あと希釈したりする工程は、家族に迷惑にならないように、必ず換気のいい場所、できればこのような「ドラフトチャンバー=通称ドラチャン≒のび太の母がドラえもんを呼ぶアクセント」で行いましょう
ゴメンなんか生活感あふれてますが・・・笑
なんか?おい、いきなりタオル映ってるけど・・・セコンドが放り投げても試合放棄しないから・・・
ケイ酸エチルを計量開始!!
エチルアルコールを入れます。
ケイ酸エチルからシリカを取り出すのは、加水分解反応なので、先ほどのエチルアルコールに水を必要量入れます。
この後にアンモニア水を少量添加します。アンモニアは析出したシリカの表面にOH基を付加することで、ファンデルワールス力による凝集作用を抑制させます。
アルコールと水が撹拌されて十分に混ざったところに、先ほどにケイ酸エチルを投入します。
そして溶液を入れて約15度以下で反応を開始します。
5分ほどすると溶液が何となく濁ってくるのが判ります。
これからどんどん反応が進みます。
赤色レーザー光を通すと、このような見事なチンダル現象が見れます。
光が手前に分散して、反対側に届かなくなっています。
これで約30分程度経過
1時間ほどで反応が終了!
では何が起こっているのかなんです・・・実はこのビーカーの中に、数ミクロン程度の小さな球状シリカの球が漂っている状態です。それは屈折率も水晶と変わらない透明な球です。
それは有機溶剤のエチルアルコールに溶けていた、酸化ケイ素が水によって少しづつ分解されて、このアルコールと水の溶液中に出てきたものなんです。
少し難しく言うと、アルコール基に手がつながっていたケイ素の部分が、水によって切り離されてしまったので、それがケイ素の粒となって出てきた感じです。
さてこれからが大変!
数日間かけて、この細かい粒子がビーカーの底に沈殿(ゆっくりと沈む)事でその鉱物のもととなるモノが出来上がります。
では続きは沈殿してからです。
もうここまでこれば、わかった人がいるのでは?
では続きはまた・・・ではでは
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でも外出は極力控えないといけません。
今年のゴールデンウィークはコロナ禍の中で、なんとなく世間はすでに「GWは終了!」の雰囲気です。 私もいろいろ外出する予定が全部変更になってしまいました。
なので、家でできる楽しみに切り替えて過ごしています。
まぁ気にせず出かける人もいるようだが、今回ばかりは、かなり気を付けたほうがいいのではないかと私は感じています。
国内では、政府もいろいろなパニックを恐れてか、このウイルスに罹った患者の詳細な情報はあまり発信されていませんが、私はたまたま仕事柄医療関係に携わっていることもあり、国内外の親しいドクターとのやり取りで、いろんな情報を耳にする機会があり・・・なのでこの状況が余計に心配に感じてしまっている今日この頃なんです。
速報されているペーパーでは、罹患している患者のかなりヤバイ病状などが伝えられているので、今回ばかりはちょっと先行きが心配だと感じています。
でも前にも伝えましたが、医学に関する特に人の病気に関することは、各個人の病状含めて、その他色々な複雑な倫理的な問題もはらんでいることが多いので、あえてここでは転記しませんが、もし興味ある人は調べてみるといいと思います。
しかも、このウイルスの詳細な正体がいまだ判明してこないのも、なんとも不気味な感じがしてやまないです・・・。
名言!「これは治療だ!」・・・笑 なんて言って、今は簡単に治療できる状況ではないことは確かだと思います。
私の同居家族にも高齢の両親がいる。なのでもし外出先で私たちがウイルスに罹れば、高齢の両親に罹患させる確率は高くなるだろう。
ある週刊誌に書かれていた記事によると、下手すると「一家全滅」することもあると書いてあった。(おぉ怖い!!)
とにかく自分が原因となって、会社や家族または友人などへの、とにかく身の周りへの感染だけは避けたい・・・
まぁそんなんで・・・もう少し事態が収束して、このウイルスの正体がわかるまで、今回ばかりは家でおとなしくしていたほうがよさそうだと思っている。
「何かしらわざわざ用事を作ってみたり」「あそこなら人がいないから大丈夫」と勝手に決め込んで、どうしても出かけたい人がいるかもしれないが、もし罹患すれば、ただでは済まないかもしれないってことくらいは、腹に決めておいたほうがいいと思う、自分が絶望的な地獄を味わいたければそれでもいいし、家族が苦しむ地獄を見たい輩は好きにするがいいと思う・・・ただ罹患させられた人はたまったもんじゃないですが・・・
突然だが・・・「温室が欲しい!」
もう随分と前から、計画はされていたのだが、DIYとしてはなかなか大きなプロジェクトだったこともあって、建設場所や立地の問題含めて計画が先延ばしされたり変更があったりしていました。 それでも紆余曲折しながら、この度やっと施工することに決まった。
決まる前は、近所の「使われていない温室を持っている方」から譲ってもらい、分解して移植するという案も持ちあがったこともあったが、自然災害への耐久性など、その他色々な事を考えても、何よりもカツカツすぎてスペース的に無理があったのでこの話も流れてしまっている。 しかもアルミフレームの温室は、アルミニウムの特性である熱の伝導性の良さが冬に災いして、外部の冷気がアルミから伝わってきて、断熱効率が落ちることが計画段階から懸念されてもいました。
国内で「趣味で温室」を持つには、ホントただ単に道楽でしかない。 そこそこ大型になれば、下手すればバイクや2代目のスポーツカーを維持してゆくくらいの、余裕がないとやっていけないといわれている。
特に日本では、冬に暖房を入れるコストを考えると、さすがに今ある市販の温室の断熱構造的にはとてもナンセンスで、運用するに電気代やヒーターに使う燃料代がバカにならないのである。
なので、いっそうのこと使用する材料にこだわり、イニシャルコストはかかっても、比較的断熱性の高い温室を設計して、ランニングコストを下げようという事から、市販品を購入するのではなくて、立地に合った場所に、建築士である私の父に助言をいただきながら、自ら基礎から練り上げて設計して温室を立ててみることにしてみた。
ここもある意味、こういう特殊な条件の構造物を立てることで、今後息子にとっても大きな経験となるだろうと感じている。
場所は、我が家の母屋に面した部分に、貸してある借家があり、そこに隣接する畑に建設することになった。
もともと工房の裏手にあるたる場所である・・・私の母が家庭菜園として使っていたのだが、後を継ぐ人もいないのでそこに建設することを考えた。
畑の泥は貰ってくれる人がいて、その方の畑にダンプで2往復程運搬した。
それから泥を均して、基礎を打つことから行っている。
土間打ち作業もすべて、コンクリートを練るところから行い、基礎となるブロックを積む作業が面白い・・・
一応南東を向いているので、持っている塊根植物や多肉植物などにも、日当たりもいい場所なのだ。
太陽光を少しでも蓄熱できるように、床面もコンクリートを打ち、温室内の湿度抑制から、こぼれた水などは速やかに排水できるように排水勾配を設けた。
しかも、例年大型化する台風にも耐ええるように、木造ながら頑丈なつくりを目指しました。
たまにはこういう大型な物を作ると、気持ちも大きくなって気分いいですね!
何かを作るのはホント楽しいですよ・・・
設計した形になってゆくのはホントうれしい。
自分でできる利点はやはり、「建設コストが大幅に抑えられる」という事・・・でも土日作業になるのでスピード感はないですが・・・笑
この「#おうち時間&、#いえで過ごそう」を有効に活用して、ストレスにならないためにも程よい運動にもなっていいですよ〜
そしてこの休み前に業者に頼んであった材木が入ってきました。 建材専門の材木販売業者から買い付けるんですが、これがすごく安いったらない、ホームセンターなんかで買う半値以下で購入できるので助かっています。でもほとんどが定尺なので置き場には苦労します。
加工前の材木類は、まず工房前の自動車修理用のドツグを整理して、材木類を搬入、この場所で墨付け作業と、大きなスライド丸鋸を使って設計した寸法に切ってゆきます。
専用の治具を作って、墨付け作業に入ります。
柱はホゾ組みするので、ホゾ加工用の墨付けです。自作の「ホゾ・ケガキ治具」を作ってケガキ線を入れてゆきます。
ほぞ穴を開口するための、角ノミ盤も久しぶりの出番です。
※角ノミ盤 四角い穴を開けれる専用のドリルみたいなものです。
作業場所が広くないので、材木は段取りよく組み違いしながら、効率よく作業を進めます。
普段から「段取り慣れ」してないとできません・・・笑
このようにホゾは角ノミ盤で穿孔して、細かい部分は丸鋸や手鋸、最後に仕上げの手ノミ作業で刻んでゆきます。
息子がノミをうまく使って、ホゾ穴をあけてます。
因みにこの玄能(げんのう)は、今はもういない職人が作った手打ちの超高級品・・・因みに頭だけでウン万します。
でもいいものは、作業効率にも絶対的な差が出ます。
墨付けした部分を、角ノミ盤で穿孔して、自分で手ノミを使って彫り込みするので、愛着のわく温室ができると思います。
ノミだけでホゾ穴を調整するのですが、普段からノミの扱いに慣れてないと難しい作業です。
こちらはノミを使ってのホゾの面取りです。 初めの食いつきを入りやすくするためです。
角を斜めに落とします。
鋸で落としたホゾの面をノミで調整します。先ほど開けたホゾ穴に入ってゆくと、自然にきつく締まるように少し太めに加工するのですが、この調整が慣れないと難しいです。
こんなことをやっていると・・・「#おうち時間」なんて、あっという間に過ぎてゆきます。
この調子だと、ゴールデンウィーク中でなんとか棟上げまで行けそうな感じです。
なんでもそうですが、このように自ら手づくりしたものには、沢山の思い出と愛着が詰まってゆきます。
「#おうち時間」の有効利用でストレスフリーです。
ではでは・・・
]]>今日朝も少し肌寒かったです。
目下、私の住む地域にもコロナウイルスに関する「非常事態宣言」というものが出されてしまって、何となく外出しずらい雰囲気が漂っています。
なので採集はあきらめて、製作モノに精を出すことにしました。
材料を色々と集めているうちに、足らないものがいくつかあるのが判ってきたので買い出しに行くことにしました。
ここは工場関係や土建屋さんが使うような工具から、はたまた消耗品までほとんどあらゆるものが入手できるお店です。
ただ町によくあるような、一般向けしたモノが多いホームセンター形式のお店でなくて、各種の職人さんや修理屋さんが使うようなモノを販売している、完全なプロショップなんです。
なので一般人でも現金で購入はできますが、こういったものに疎いジジイや一般人が興味本位に行くと迷惑が掛かります。
本職の忙しい方たちが入れ代わり立ち代わり色々なものを買いに来るため、シロウトさんを相手にしていると店の方たちも、対応に追われてかえって邪魔になってしまいます。
また、暇つぶしに「何か面白そうなものないか?」と、フラフラしながら入れる店でもないので、行くときは何が必要でという事をまず明確にして出かけないといけません。
平日の昼間は、お世辞にも広くない駐車場に、斜め駐車で車を止めるのですが・・・大体いついっても、小型のトラックや、職人さんが乗っている大きなバンが止まているので、ちょっとでも駐車場の空きを見つけたら、すぐさま機転を利かして、頭・ケツ構わず駐車スペースに車を駐車するところからすでに高等な技術が必要になります・・・笑
それもこの場所、往来の激しい県道に面しているので、忙しい職人さんたちは反対車線からもグイグイ突っ込んできます、私のようなDIYヤーなんかは来店二の次・・・まず職人で飯食ってる忙しい方に譲るくらい気を利かせないといけません。
なんで駐車場でもモタモタ車を切り返しているようなジジイがいると、とても迷惑になってしまいます。 そんなんで私も駐車するスペースが空いてないときは、空くまで周囲を一周回ってくるようにしています。
でもなぜ、そこまでこの店が使われているかというと、ネジは1本からから購入できて、工具類その他消耗品なども、売り場面積に以上に品数が豊富で、「地元の職人さんの間では、まずここの店に行けば売っている」といわれるからなんです。
購入するには独特の暗黙のルールみたいなものが存在していて、目に見えるところに置いてある工具類は、そこから持ってて購入すればいいのですが、例えばネジやベアリングなどの部品関係はお店の人に品番や個数などを伝えて、取ってきてもらわないといけないんです。これに高度な知識と専門用語が必要となります。
車を駐車してお店に入ると、まず奥まで進んでいきます。 そうすると店の通りの中心付近のレジの前に、必ずおばちゃんがいるのでその方に、何がいるのかを伝えることから始まります。 もし自分でわからないときは、ポンチ絵をかいていったり、取り外した現物を持って行っていいかもしれません。
おばちゃんに顔合わせると何が必要になるのか必ず聞かれます。見た目普通のおばちゃんですが、ほぼ毎日プロの職人相手にバチバチやりあっているだけに、知識と店のどこに何が置いてあるかなどは、キレッキレっで対応してくれます。
その内容を対話形式で書いてみますが、これは、ここではごく普通の会話です・・・笑 さて皆さんはわかりますか・・・??
因みに私が欲しかったのは、「ネジ部分の直径が5mm、軸の部分の長さが20mmで、ネジの頭の部分から5mmさがったところからネジが切り始めてあるものを言ってます。 形状は頭が出っ張ったキノコ状のプラスドライバーで回す、よく見かけるネジです。」
これを注文します・・・
店員「注文聞いてる?」とても気さくに話しかけてくれます・・・
Lime「あっ!いえ!まだです・・・笑」
店員「じゃぁ教えて・・・」
Lime「エムゴ(M5)のピッチは並目コンマハチ(0.8)の全長ニジュウ(20)のくびした(首下)15を正ネジで200本」
店員「サス(SUS)それとも鉄?」ネジの材質です※SUS=ステンレスのこと。その他アルミや真鍮などもあったりする
Lime「鉄でおねがい!」
店員「あとメッキは??ユニクロ、それとナベコ?でいいの?トラスもあるよ!」※ネジの頭の形状 トラスはナベよりも平たい形状をしています。ユニクロはユニ・クロームメッキの事、安物服のファーストリテのユニクロではありません・・・笑
Lime「面処理はクロゾメ(黒染め)で・・・ナベなければトラスでもいいよ・・・」※クロゾメ=鉄に黒い酸化被膜を形成させて錆止めをした表面処理・・・黒色している。
そういうと店員はさっそうとダンジョンのような店の奥に消えるのです。
通り幅60cmもないような両側に天井まで、沢山の種類のネジの入った箱が山積みされているのに圧倒されます。
私の言ったキーワードから該当するねじを探してくれます。
基本ここへは関係者以外は入ることができません。 素人の私が入ったとしても、目的のネジがそもそもどこにあるかなんて絶対探しきれないほどの種類です。
A型の脚立が置いてありますが・・・開けて設置できないので、半分に分解されてます。
私の注文したネジは、一番上の段の奥にあるらしくて、脚立を使いましたが奥までととどかなったみたいです。
そんな時は・・・
2分割したのをもう1つ後ろにかけて、それに足をのっけて探りを入れてます。
ロッククライミングのムーブのステミングみたいでかっこいいです・・・笑
ほかの場所にも、所狭しとネジや色々な部品が置いてあります。
面積当たりすさまじい荷重がかかてんだろうなぁ〜とか考えてしまいます。
ここは細目(さいめ)のボルトナットのコーナーです。 ネジには並目と細目が存在していて、通常よりネジ山が狭いものを細目と呼びます。なので10mmのボルトでもネジのピッチが細かいものが細目です。 当たり前のことですが・・・細目のボルトに並目を入れても回りません・・・笑
そうこうしているうちに、箱を持ったおばちゃんが奥から出てきました。※文章にすると時間がかかっているように思いますが、探すのは5分とかかっていないんです。
店員「ナベコあったんでナベでいい? そういえば、”組み”でなくていいの?」※この場合、ワッシャーとスプリングワッシャーを組んで取りつけることを指しています
Lime「じゃぁ!ナベで大丈夫です。組でなくてネジのみで大丈夫で〜す」
でもプロは違う! すでにそのサイズに合う、ワッシャーの入った箱となんとトラスネジまでが、手に握られていました。
私が注文した時に、最後に「組みなし・・・ネジのみで」といえばよかったのですが、それでも先読みした対応がやっぱりプロのなせる業です。
そういうと、店員のおばちゃんが、レジ前のアナログの針式スケールカウンターにネジをジャラジャラと入れて、はかりの文銅を調節して・・・2〜3本ほど追加したら完成 「はい!!200本ね!」と渡してくれます。いちいち数えません。 いつも買うのですが、数がまず違っていたことはないです。なのでプロなんですよね!
私が支払いを済ませている間にも、レジには数人の作業服着た人たちが順番を待っていました。
その他、ホームセンターでは入手ができなさそうな、特殊ネジや、ウイットワースネジやユニファイの細目なんていう特殊なネジなども在庫もあるので、古いバイクを修理したり、外国製の自動車をレストアするときは、かなり使えるお店です。
他の通りには、このようなレンチ類なども売ってますが、海外のアクション映画で出てくるような、廃墟に追い詰めた犯人に、後ろから殴りつけられるシーンで使われるような、頭が50角をつかめる片口スパナなんかは、ここでしか実物を見ることができません・・・笑 この周辺で映画取るときは使えます・・・てか誰がいつ撮るんだよ・・・笑
因みに私たちが持っている長いホジ棒の、元となるドライバーはこのお店で購入したものを加工して使っています。
この棚は、ワイヤーや索道関係の滑車、吊り上げ、玉掛け作業に用いるようなものがあります。 ワイヤーロープなんかも末端処理のアイスプライスなどもやってくれるので、ほんと便利ですね。
実はこれすべて1階のフロワーなんですが、実はこのお店は3階まであるんです。2階以上は水道配管関係やバルブなんかもあったり、関係者以外立ち入り禁止で、写真は載せれないような、さらにカオスな空間が広がっています。
ネジなどは1本から購入は可能です、しかもホームセンターみたいに組んで包装されたビニールの袋に入っているわけではない代わりに、ネジ自体は安く購入できます。
もしこのブログ見てここ知っていると思っても、お店の名前などは書きこまないでくださいね。 素人さんが来ることで、忙しくしてる本職の職人さんたちに迷惑が掛かってしまうので・・・
でもここはすごいです。
ホームセンター好きや工具好きには一見の価値はあります。
ではでは・・・
]]>
私の会社でもいよいよ「テレワーク」などという言葉も出始めて、社内でも「いかに遊ばせないように、家で仕事をやらせるか!」」というところに、焦点を置いたしょうもない無駄議論がもちきりになっています・・・ほんとバカげてます・・・笑
はっきり言って、「誘惑多き・・・家でまともに仕事なんぞできるか〜ボケ!」っと心の中では思いながら、そんな難題を決めようとするので苦労が余計に倍増していますね〜笑!
大体今の縦割り管理された日本人が、後ろの上司の視線がなくなって仕事なんぞできるように育っていません・・・
自営業の人には怒られそうですが・・・会社員なんとみんなそんな奴ばかり・・・口には絶対に出しませんが・・・
コタツにスタンバって寝ない奴なんて、そもそも日本人の「あるべき姿」じゃあないし・・・
ソファーに座ったらBGM( background movie)のネット動画見てまうやろ!で・・・そのまま夕方まで寝てしまうのは火を見るよりも明らかです。
「小学校のころ宿題なんかやったことない!」と豪語していた上司がテレワークなんて決めようとしてるもんで、無理アリアリで笑えてきます。
なんかラップであったような・・・「宿題なんて!置きっぱなしてきた学校に・・・」なんかちょっとちゃうか??
実はこの問題!大切な論点がづれちゃっているんですよね・・・笑
仕事なんて実は二の次で・・・「なとかウイルスに罹患するスピードを減らさないと」大変なことになるんです。
なので「今は家でゴロゴロしてるだけで、日本はおろか世界の人々をヤバい!ウイルスから救える」という地球規模の大プロジェクトなんです・・・はっきり言ってとりあえずオリンピックなんて汗臭いことしなくても、まずはこの「ゲテモノ食いのやりっぱなし国家から解放された悪いウイルス」を封じ込めるために、とにかくみんなで「ゴロゴロしながら戦う」しかないんです・・・
「やっと俺の番が回ってきたかぁー!」と思っている「通年の引き籠りの諸君」・・・そうあなたも救世主の一員ですよ・・・でも焦るな!今まで以上にそのままで大丈夫なんで・・・笑
地球に迫り来る小惑星を破壊するために、危険極まりない選ばれしメンバーにもなる必要ないし・・・
とにかく家の息子や娘が・・・家で食っちゃ寝ていたり、「動物の森」にどっぷりとつかっているだけで、人類を救えるのです。
もうそれと同時に、ポテチとかコンビニのチキンとかを間食してれば、いつもよりも体脂肪もほどよく増えて免疫力も付きます。
日常でも鉱物界でも・・・「ブタ!とかブタ野郎!」とかと、陰口たたかれている人にも今回ばかりは朗報なのかもしれませんね! 俺はお前たちよりも免疫力高いんだぞ!って言える少ないチャンスが今まさにここに到来!・・・
時には、ジブリ風に「トパーズ採れないブタはただのブタだぜ!」ってカッコいい決めセリフも今回ばかりは使えます。
とにかく家でおとなしくできる人がいるだけで、医療崩壊にならず、少しでも感染者が減ることで、私たちよりも絶大なスキルの固まりの、ドクターさんや看護師さんたち、医療従事者のお役に立てれるんですよ・・・!
でも「鉱物採集はテレワークでは不可能」・・・と考えるのは早いです。
そうです・・・こればっかりは現地に訪れるしか方法ありませんね。 まぁ家や人ごみにいるよりも、自然にいるほうが感染のリスクは減るかもしれませんよね。
鉱物採集で唯一のテレワークができるとすれば、「ミネショーが中止されて困っているセラーさんたちのために、ネットで現金採集する」というのもある意味重要なテレワークだと思います。
まぁ配達の問題とかいろいろとありますが、ちまちまラベルとか作らずに、こんな時こそパーッとお金使って、鉱物の現金採集ってのも面白いかもしれませんね!
まぁ、この際なので少しばかりはセラーさんたちも協力してくれると嬉しいですがね!
さて前置きはこのぐらいにしておき・・・こんな時にも山に行ってきました。
ここは、三重県の東のハズレ・・・岐阜県に近い場所になります。
岩質は砂岩やチャート質・・・元々大きなものが出るようなところではありませんが、一部登山でないと行けない山の中に変成帯の露頭があったりと過去には面白いものも出ている山です。
稜線部分に露出している石英脈を追ってみました。
稜線から少し下った斜面が分かりやすくていいです。
小さな水晶が生えたモノは落ちていますが、大きな結晶にはならず・・・
脈中もこのような粘土の詰まった小さなガマは出ますが、大きなモノへとは成長していません。
誰かが掘りかけた石英脈の露頭を発見しております。
このサイズはたくさん落ちてますが、いいものではありませんね!
この周辺は、今後探索の範囲を広げてみようかと思っている場所です。
いいものが出ることを祈りたいです。
皆さんもコロナウイルスに罹患しないようにお気をつけてください。
ではでは・・・
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そんな中、どうしても見てみたい絵画展があって少し遠出をしました。
インスタでの告知があってからなんとも待ち遠しかったです・・・しかしそれに不安を掻き立てるような、コロナウイルスショック・・・色々なイベントが中止される中、一抹の不安もありましたが、開催されてとてもうれしかったです。
それはだれにとってもちょっと特別で、新しい自分に出会えた感覚がして、でも別にいつもと取り立て変わりはしない日々・・・
背中に小さな羽があるよな錯覚で、ラインストーンに煌めく景色が見える・・・
やわらかな風が、君のスカートにワルツを踊るように誘っている・・・
アーティスト=「ウカスカジー」 曲名:「春の歌」
http://www.youtube.com/watch?v=orj0SZF_VlU
車のステレオから流れる、そんな春めいた歌詞の曲を聴きながらその場所に足を運びました。
ここは・・・福井県坂井市三国町にある旧森田銀行本店、当時のその瀟洒なつくりの残る洋館でその展示会は行われていました。
とても風格ある建物です。
出入り口の「ウェルカムボード」と、真鍮のドアハンドルがかっこいいです。
白漆喰のレリーフ天井を見上げる素晴らしいエントランス
これ今作ろうとしたら凄い費用です・・・しかも作れる職人がいません。
銀行らしい金庫の扉につけられた銘板
当時のまま残る手動の耐火シャッター用手回しハンドルのインサート金具(しまった手振れ!!)
鉱物を身にまとった、カタツムリが見た夢は・・・
さてここでクリエイターさんの紹介です。
ここ地元の三国町に在住の「snaildreaming」さん・・・自身も鉱物コレクターであり収集をかねて地元フィールドにくりだすハンターさんでもあるそうです。でも一見そのようには見えないとても可憐な素敵な女性でありました。
穏やかな話し言葉の隅々に、鉱物を心から愛するキーワードが散りばめられていて、なんとも言えない癒し空間を作られていましたね。
ただ単に鉱物をコレクションするだけでなく、自らの芸術である絵画の才能を生かし、採集した鉱物たちの姿を水彩絵の具を駆使して実に写実的であって、見方を変えれば西洋アンティークの蚤の市で見つけた鉱物画の辞典を見るような錯覚に陥るような、それは素晴らしい絵画を描いておられます。
展示されている絵画になった鉱物たちは、あえてそこには産地が記載はされません、しかし精密精巧に表現された結晶の形から、見る人が見ればそれがどこの産地なのか一目瞭然です。 色といい描写といい再現力と表現力が半端ないです。
これは!と思った結晶の絵が見つかったら、こっそりに耳打ちしてみるといいかもしれませんね。
絵画以外にも、実際の鉱物そのものを使ったアレンジメントされた展示が、その絵画たちにも花を添えているようです。
これいいよね!行ったことないけど・・・
この三枚目の絵画・・・痺れたねぇ〜まさにこれ!そのまんま! 水晶の特徴のつかみ方が半端なくうまいです。
イーゼルに立てられたこの絵も、実際はこの場所に訪れて見られたほうがいいと思います。
インスタグラム「snaildreaming」で検索!!
編集後記
1つの趣味に没頭できる時間も努力も大切だが・・・
その趣味から芽生えたクリエイターの新芽! ふっと思いついたアイデア! こういう事って「まさに趣味のスピンオフ作品」であるといえます。(決してブレているのではない)
こうして趣味のモノを別のスタンスで成熟でき成長させれることができる人は、見ていてもホント素晴らしいと思いました。「他人から見れば、その人は生まれ持った才能があるからだ」と単純に一蹴してしまう人もいるかと思いますが、実はその裏にそこには本人しかわからない途方もない時間のかけ方と努力の賜物なのだという事を私は知っています。
まさに今そこまで訪れている春風のように・・・背中に生えた小さな羽をはばたかせる時が今ここに来ているのかもしれませんね・・・笑
是非今後も第2弾、第3弾の開催を期待しています・・・それは私だけが思っていることではなく、開催中ここに訪れた人がみな感じた印象であることを代弁できたらいいなぁ〜と感じペンをとりました。
ではでは・・・
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今回はよくコメントいただける、黄色いゲッコーさんと久しぶりに鉱物採集に行きました。
実は黄色いゲッコーさん、1年ほど前までは比較的近くにお住まいでしたので気軽に誘って産地に行けてましたが、なんと会社で栄転を食らって・・・笑 関西方面に引っ越しされてしまい、なかなか都合が合わなくなってしまいました。
なので1年ぶりの再会&採集です・・・うれしい!
普通にとれる所では面白くないので、探索かねて山深いところに行くことになりました。
花崗岩地帯でも、ペグマタイトが少なくてあまり期待できないところ、でもここは出れば変わったものが採集できます。
尾根を2か所超えて山の深いところにある、白くガレている場所を目指しました。
藪を漕いで2時間程度歩き到着した場所・・・急斜面に存在する白いガレ場
まさ土の堆積した場所で見つけた煙水晶! 二次結晶した水晶が付いたモノ
いきなりこんなんが出たので、胸が高鳴ります。
上の標本は煙水晶側・・・洗浄後の写真は下↓ 内部は煙水晶に白色状の2次結晶がかぶり、表面にさらに細かな白色水晶が成長したもの・・・
かなり歩いてガレ場につくといきなり数か所のペグマタイトが見つかりました。
低い位置から順番に掘っていくことに・・・
柔らかな日差しが心地よい・・・
次々にガマが開きます・・・黄色いゲッコーさんが煙水晶をゲット
水晶とかよりもうれしい! ピカピカのカリ長石の結晶
大きなものでもこのサイズが限界でしたね(^^;)
でも大小合わせるとかなりの数をガマから採集できました。
まだすべて回りきれてはいません・・・残してきたペグマもありましたが、道中が長いので早めの帰路に就くことにします。
今度またこればいいや!
久しぶりでしたが、とても楽しい採集になりました。
こんな遠くまで、同行してくれた黄色いゲッコーさん、ありがとうございました。
ではでは・・・
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「Limeさんブログやめちゃったの!」なんて連絡をいただけた方・・・ご安心ください再開しました
このところ仕事が忙しくて、プライベートでも「クリエイター活動」など・・・色々とやること満載で更新をさぼってました。
それに加えて、だましだまし使っていたPCがいよいよクラッシュしてしまい、もう復旧がめんどくさいのこの上なく・・・でも何とか復旧してブログ更新です。
スマホでも更新は可能ですが、あのフリック入力が嫌で、やっぱりキーボードが快適でいいですね。
活動した写真などは撮りためてあるのでいいのですが、何しろ旬を外してしまっているモノも沢山ありますので、まずは近々のモノからアップすることにしました。
世の中はコロナウイルスによる、活動自制の声が多くて気持ち的にもかなり冷え切っているのが現状です。
先日の名古屋での石のイベントでも、来場数がすごく少なかったのが悪い意味で印象に残っています。
さてこのウイルスはいつまで続くのでしょうか?
しかしこんな状態で、オリンピックほんとにやれるのか? 「中止だ中止!」と某コミックで言われていたことが現実にならないことを祈るしかありませんね。
衛星写真の見ていて、気になる場所を発見したので足を運びました。
近くの山の三角点に上るルートから外れて、砕石場の一部を見て回ります。
衛星写真では上部に白い脈が入っていたにも、周辺部からはその脈は発見できていません。
道沿いの斜面には変成を受けた場所は見つかりましたが、めぼしいものは皆無
ぐるっと周回してみるとありました。 多分これが見えてたんでしょうね!
砂岩層に嵌入する石灰岩です。残念!
石英の脈の白さかと思いましたが、見事にハズレ!
熱変成も受けてなくて、年代も比較的新しい石灰岩でした。 なので結晶化したカルサイトも見当たらず、化石なんぞも皆無でしたね・・・苦笑
再開1回目はとりあえずこんなところかなぁ
また探しに行ってみます。 折角読んでくれた方、つまらない記事ですみませんでした。
ではでは・・・
]]>このところ朝晩気温が下がってこの季節らしい気温になっていますね!
そして今日は「スノームーン」で綺麗な満月でしたね。
でも少し乾燥気味なのでインフルエンザの再流行が気になるところです。 とか言ってそれ以上の新型コロナウイルスの状況が気になるところですが・・・
本当はこの話題にも触れたいのですが、何しろエビデンスが少なくて下手なことを書けば、変なデマまがいを煽動することになりそうなのであえてこの話題は触れないでおこうと考えます。
特に医学や病気のことに関しては素人が判断するには難しいことが多くて、ネットに流れている情報をうのみにして、素人がこのようなブログに書くことは、時には変な誤解を生まれやすくなるのでいけません。あと医学分野の情報はよほど関係している内容でなければ、いろいろな状況や環境で生活している方がいる中、とてもシビアな話題になることがあります。
周りの状況を鑑みて確かな情報を発信することが大切です。
先日、石友さんとお話ししてて、面白い産地あるんで行って来たら・・・ということで息子と情報を得た産地に足を運びました。
Jさんありがとうございました。
ここは、もともと金属鉱物を採掘するために開発された鉱山でしたが、半スカルン状態の鉱脈から蛍石が採掘されるということで、知っている人の間では比較的名前が通っている産地です。
採集状況などは産地保護ということで控えさせてもらいますが、表現があっているかはさておき、ノジュール状で回りがカルシウムかドロマイトの被膜で覆われた、ぱっと見・・・コンクリーションされたような形状で採集できる国内では比較的珍しいタイプです。
なので薄暗い林間部ではズリにあってもよく見ないと、探すのに苦労します。
表面にわずかに表れた緑のスジを伴ったノジュール状で、比較的重いのを割るとこうして出てきます。
うまくいくとこのような比較的大きめのノジュールが拾えます。
表面は灰色のカルサイトもしくはドロマイトに覆われています。これかなり曲者でタワシでこすったくらいでは落ちません。
塩酸に入れるとこのように激しい泡が出ます。一部あかんガスも含まれているので要注意ですが・・・
うまく割るとこのような透光性のある蛍石の結晶が出てきます。
まれに、こういういいのが入ってます。
もちろん紫外線で蛍光しますので、マニア向けの楽しみ方もついてきます。
2月の満月の通称である「スノームーン」が真上に来るのを待って・・・採集してきた蛍石を月光浴させてみました。
右側の深い緑色した2個の標本は、石友さんからいただいたロジャリー産の貴重な標本です。ありがとうございます。
月光にもわずかな紫外線が含まれますが、その強度が一番強いのは、満月で正中(真上)に来た時と言われています。
さすがロジャリーの蛍石は、太陽光でも蛍光するといわれているので、月光に含まれているわずかな紫外線でも部分的に濃いブルーに蛍光しています。
紫外線ライトの強力な光で蛍石を励起させるのもいいですが、こうして月明かりに月光浴させて観察するのも面白いですね。
謝辞
この度、貴重な産地情報を教えていただきましたJさんありがとうございました。
とても魅力的な標本を採集することがかないました。そして私と息子共々、いつもと違う産状にとても感動しながら採集できました。
ありがとうございました。 私たちもまたどこか探しておきます。
ではでは・・・
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日中もあまり気温も上がらず久しぶりに冬らしい寒さが戻っていますね。
私はモノづくり(DIY含めて、くだらない実験など色々)をするのが好きなので、ホームセンターなどに何か面白い物が無いか見に行くことがあります。
この前も行きつけのホームセンターを物色していると、木材の端材コーナーなる所で・・・とんでもない出物を発見してしまいました。
ダンボールの箱に50cm程度の板材が色々と入っているのだが、いつもありきたりの杉やヒノキ、カラマツ材などホームセンターにありがちな素材なので、普段は興味が無くてみる事もないのだが・・・
今回はたまたま・・・その「端材150円」の箱の横を通過する時にチラッと目をやったら・・・
「おい!ちょっと待て・・・ウソだろこれが端材」ってと言うような物がその箱に入っていた。
「誰かが間違えてここに返したんじゃあないのか?」とすら思えたのだが、ちゃんと150円の値札が貼ってあった・・・(笑)
それがコレ・・・持つ手が震えた・・・
この濃い飴色に墨流ししたような木目の木材・・・これは「ブビンガ」という希少木材!
ワシントン条約の付属書?に記載されていて、輸出には数量制限がかかっているので、普段ではなかなかお目にかかれない木材なんです。 そもそも・・・そんなものがホームセンターにあること自体がありえない!
しかも150円の端材コーナーに入れられていたのは初めて見た!!びっくりである。
もちろんすべて購入・・・厚みもあるのでネットに流しただけでも1枚数千円で売れるかも!
でも売るつもりはありません。
基本的に熱帯性の四季の無い国で育った物なので、日本の木材のような方向性の決まった年輪がありません。
そして・・・この年輪のように見えるのは、含まれているタンニンが沈着した部分で、このように独特な紋様が出ます。
※黒いサシが入る材としては、国産材では「黒ガキ」というモノが有名で、渋柿の成分でもある「タンニン」が黒く沈着しているのであのような独特な紋様ができます。黒柿も希少材で銘木(めいぼく)中の銘木! タンニンは渋みがあって防虫効果もあるので、こういった材は虫食いが少ないのも利点
そしてとても硬い木材なんです。 なのでその堅牢さと狂いの無さを利用して、ナイフや包丁のハンドル材・ギター・管楽器類やハンドガンのグリップ、テーブルや宝石箱のような指物類など、特殊な用途に使用されることが多い素材でもあります。
硬い木材と言うと「黒檀や紫檀なんかも貴重」で有名ですが、これらを含めて「堅木(硬木)」などと呼ばれています。
国内では硬木としてナラ・カシ・ケヤキ・クヌギなどが有名ですが、外国材(以下=外材)ではマホガニーやチークなども含まれることになります。
上記に羅列した物は比較的入手しやすい物ですが・・・
このほかにはバリバリに、ワシントン条約に載ってしまい、すでに輸出入すらできない木材もあります。
なので・・・国内で保管されているモノしか在庫がありません。(私もいくつかストックは持っていますが、こんな材こそは”ここぞ”という時に使いたいですね・・・ってそれっていつなんだよ・・・笑)
でもね・・・なるべく早く使わないと、自分が死んだ時に棺桶に入れられたら貴重な材がもったいなさすぎる
輸出入が管理されている希少材の有名どころでは・・・別名とカッコ内は植物分類としての「科」
・ハカランダまたは、ジャカランダ、ブラジリアン・ローズウッド(マメ科)
・ココボロまたは、サザンアメリカローズウッド(マメ科)
・キューバン・マホガニー(センダン科)
・スネークウッド(クワ科)
・タガヤサン(マメ科)
・ブビンガ(ジャッケイバラ亜科)
※ブビンガは多少規制緩和されましたが、それ以外はすべてワシントン条約の規制対象なので、派生品(種・球根・果実・製品)加工品含めて制約があります。
たかが木材と言えども、それくらい貴重になってしまいました。そしてなぜかマメ科が多い?成長が遅くて材が緻密になって重たくなる。
タガヤサンっていうのはこういう材です。下の写真(とても重たいので、他の材とは持ってみればすぐに解ります。)
そんな・・・端材コーナーにぶち込まれていた「ブビンガ」でも、量が多くなると持ち出すには届け出が必要になってきます。・・・笑
実はこのような素材は、ギターなど楽器に使われることが多くて、意外とギターをやっている方が詳しいという場合があるのも、何か不思議なんです。
ビンテージギターなんかで高価なヤツは大概こういった希少材をふんだんに使っていたりしています。
因みに参考までに・・・ココボロ製の箸なんかは、国内から持ち出そうとして、税関で見つかれば確実に止められてしまいます。
申請書があればいいですが・・・
https://www.hashishop.com/product/110
古くからあるバーが解体された時に、カウンターに使われていた材がハカランダであって、それがとんでもない価格をつけたという話を聞いたこともあります。
私も昔に持っていたココボロ材(幅30cm・長さ100cm・厚み1.5cm)の板材を、ギター製作している人に売った時に、数十万円という価格を付けたことがありました。
なので、こんなんがどこかで出てきたら絶対に買です。(でも目利きは必要になります)
アフリカの民芸品のお土産! 木製彫刻品にも希少材が使われているので、知っているマニアは、リサイクルショップに格安に無造作に置いてあるそういったモノなんかを購入して、2次的利用する方法を考えています。(あっ!それは私の事か・・・笑)
一般的に誰が見ても貴重な印象で目に見えている・・・金・銀・※ダイヤモンドや翡翠・宝石類ばかりが貴重な物では無くて、
他にも貴重(希少で高価)な物は、この世の中の色々なモノに存在しています。
沈香の原木や龍涎香なんかは金よりも高価と言われていますし・・・
そして「昆虫・動植物」や、一般的にありふれているようなこんな木材素材にまで存在しています。
でも人気が出すぎると取引が活発となり、乱獲が起きて、その対象となった動植物が絶滅の危機にさらされる現実もあります。
象牙やサイの角なんかも解りやすい例で、最近はカワウソなども対象になったようです。
植物関係では・・・最近、マダガスカル産の多肉植物含む、ランなど動植物の輸出が厳しくなった話も有名です。
余談にはなりますが、生き物ではないですが・・・
※ダイヤモンドの原石は、動植物ではありませんが、唯一ワシントン条約の紛争鉱産物として「キンバリープロセス」における規制対象なので「キンバリー・プロセス証明書」での通関手続きが必要になります。
こういった事って・・・興味がないとほんと知りませんよね!・・・笑
「関心のないコトは足元にあっても見えない」の典型的な例でもあると思います。
でも勉強することで新しい考えや、新しい商売に結び付くこともあるので、業界の色々な方面にアンテナを張っていると、たまにとんでもない情報やモノが飛び込んでくることもあって面白いですよね。
ではでは・・・
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