2016年 翡翠採集 新潟県姫川 | 22:28 |
今日は暑かった・・・皆さん熱中症!大丈夫でしたでしょうか?
こんな日は早め早めの水分補給が大切ですね! 水分だけ取っていると、体の中のミネラル分が汗となり減ってゆきますので、スポーツドリンクがお勧めです。
しかし・・・かのスポーツドリンクには糖分も多く含まれているので、水で半分に割ったくらいの濃度が一番いいらしいですよ・・・
粉末の物を買って薄めに作り、数本に分けて出掛ける前までキンキンに凍らせておくと、暑い日の活動にはちょうどいいです。
採集に出掛けたのは8月6日(土)
今年になって初の翡翠採集に出掛けました・・・今年は雪が少なかったせいか、それとも梅雨時期にあまり雨が降って無いのか?
川も大きく撹拌されてないので、この調子だと良いものに恵まれないと一抹の不安も感じながらも、岐阜を夜中の3時に出発しました。 到着すると・・・やっぱり・・・姫川の水量も幾分少なく感じました。
最近は海岸より大物狙いで・・・川での採集をメインに行っています。
まずは昨年と同じ場所で記念撮影
ここから親不知を抜けて姫川に向かいます。
まずは下流付近から探索開始です。
アユ釣りの方たちに配慮して、釣りの人がいない場所から川の中を見て回ります。 趣味は違ってもフィールドが一緒ならお互い配慮するのは、最低限のマナーだと思います。
日差しが強いですが、水が気持ちよくて川の中を歩き回るだけで良い気分になります。
30分ほどすると20mほど離れて探していた息子から「あった〜」の声
写真を採りたいので、川から取り上げずに待っててもらい、その場所に駆けつけます。
深さ40cm程度の流れの中にひときわ目立つ白い石!!
カメラを寄せるとこんな感じです。
息子が持っている箱メガネで見てみると、茶コケが付いた白い石に、微妙に緑色したサシが入った部分が見えました。
足で流水をさえぎり、静かに引き上げてると、右下に緑色した部分が確認できます。
以前・・・あるブログで見た事があったのですが、実際こういった写真を載せると、疑り深い人が・・・「購入した物を沈めて撮影している」と言った悪意あるコメントを入れられていたのを見かけた事があります・・・その為、今回はあえて見つけたら引き上げる前に写真を撮ってます。
ある程度長くこの場所にないと、川の石にはこんな茶色のコケが付きません。 川で遊んだ事がある人なら解ってもらえるはずです。
息子は箱メガネからこの緑の部分を発見しています。 下半分は土砂埋まってましたので、コケが付かず白くなっているのが解ると思います。 水から引き揚げた瞬間、浮力が無くなり翡翠独特のズッシリとした高比重な重さが伝わって・・・目をつぶっていても翡翠と判別できるくらいです。
息子曰く・・・「今日はこれで帰っても」いいくらいだそうです。
この後、30分程度探して小さな物と翡翠らしき石を採集出来ました。
今度はもう少し上流に向かう事にします。
今度はちょっと数kmほど上流に行きました・・・川の流れは幾分急流になり、深い部分もありますが、膝まで浸かれる所で採集開始です。
川の中は、箱メガネを持っている息子に任せて・・・私は広大な中州を散策しました。
水がきれいなのでほんと気持ちがいいです。 この場所はアユ釣りの方が沢山いるので、「川に入って翡翠探したいけどいいですか?・・・邪魔になりませんか?」と声をかけて川に入ります。釣りの皆さんも快くOK下さります。
私が中州で発見した大物です。 たぶん翡翠です。
中央部分に緑のサシが入っていますが、写真で解りますでしょうか? ルーペで確認したらキラキラもありました。
だいぶ風化が進んでいました。 これでは持って帰れる大きさではありませんので、もっと手ごろなサイズを探します。
いずれどこかの業者さんが掘り起こしてくれると思います。 このサイズでは、切断するのも専用の切断機が必要になり、切断費用もかなり高額になります。
翡翠を採った事が無い方が「大ハンマーで割れば」と言われますが、翡翠は粘りがある強靭な岩石なのでこのクラスを小割りするのは到底無理です。 破片くらいなら採れるかも知れませんが・・・
探しはじめて2時間程度・・・今度は息子が見つけました。 水深が60cm程度の場所・・・駆けつけるとズボンがびしょぬれでした(笑)
これも右手の茶コケが生えた部分が土砂から出ていたそうです。 翡翠独特の表面のひび割れ模様から解ったそうです。
小さいながらにも重量感があり期待できます。よく見ると緑のサシと紫のサシが入っているように見えましたので、ラベンダーが期待できます。
川の中の翡翠探しは、何度もチャレンジして翡翠独特な形状を見分ける、眼力を養うしかないと思います。
この後、軽く昼食を取って、上流部に行きました。
上流部では大きな物の収穫は無し・・・小さな物を数個拾っただけでした。
箱メガネは視野がひじょうにせまくなるので、かなり注意深く探さないと見つかりません。土砂に浮いているような見つけやすい物は白い石英など、翡翠以外の石の場合が多いです。
コンビニに寄って、少し休憩してから・・・道沿いの翡翠販売店に寄りました。 いつも思うのですが素晴らしい翡翠に感動します。ミネラルショーで購入するより格安で買えるので近くに行かれた場合は寄ってみるのも面白いと思います。
熱中していると時間がたつのが速いですね・・・。
15時前になったので帰宅する準備に入ります。 高速道路が渋滞するのは避けたいので、ちょっと早めの帰路につきます。
実は19時までには帰宅予定でしたが、長良川の花火大会渋滞に引っかかり・・・21時回ってしまいました。
帰宅して早速!翡翠を洗ってみます。
洗浄前はこんな感じ・・・・
左が約3.1kg、右側が約2.7kg
翌日8月07日(日)は、この翡翠を切断しました。
切断の様子・・・・
ダイヤモンドカッターで切断します。
茶コケが落とされた切断前の翡翠(2.7kg)
切断機にセットされた3.1kgの物
茶コケが落とされてきれいになりました。 遠目で見てもうっすらと緑が入っています。
ホースで水をかけながら切断してゆきますが、非常に硬いのでゆっくりとしか刃が入っていきません。
ダイヤモンドカッターは石を切るには最適な工具ですが、多量の水流で刃を冷却していないと、数万円する刃がすぐにダメになってしまいます。
こういった不定形な石は、きちんと固定しないと、飛んで大きな事故につながるので、材木で治具を作りしっかりと固定します。
3.1kgの方は見事に切断出来ました。上部に濃い緑のサシが入っています
磨いていないので、切り目が付いていてまだ白く濁っています。
2.7kgの物はこんな感じに切断出来ました。
これも切り目が付いているので、はっきりと解りませんが、濃い緑が所どころに入っています。
そして全体的に紫の部分も見えてきました。
これから時間をかけて磨きをかけてゆきます。
小さな翡翠はこのように卓上の切断機で切り、石に窓を付けて、内部を確認してゆきます。
なかなかいい色していますね!
これからボチボチ時間かけて磨いていこうと考えてます。
磨き終わった際には、ブログにて報告させてもらいます。
ではでは・・・