小学校の科学クラブ ドライアイスの実験 | 22:37 |
初夏の蒸し暑い時期にぴったりの実験を行う・・・
毎回思うのだが、とにかく世間は子どもたちの持つ自由な好奇心を奪っていると思う・・・
今回も実験の前に、「ドライアイスを知っている?」と聞くと、ほとんどの子どもたちは知っていると答える・・・
しかし、「じゃあ、これで遊んだ人はいますか?」と聞くと、挙げている手を下す子がほとんどである。
「お母さんが、手を火傷するからダメ」といわれるとか、「とにかく危ないのでダメ!!」とかもあった。
まぁ・・・何から何までとにかくダメなのだ・・・
そこには、なんで危ないのかとか、そういった議論がなされていない事に、子どもたちからも疑問の声が上がったていた。
それを解決するために、ドライアイスで上手に遊ぶ事を学んでもらうためにも、ドライアイスと触れる機会が多くなるこの季節に毎年この実験を行っている。
ドライアイスの塊に、金属のスプーンを乗せると、ジリジリと音を立てる・・・
ドライアイスと接した金属面が急激にガス化して、スプーンを震わせる為に、そんな音がでる・・・
氷と違って、解けても液体にはならず・・・直接ガス化する現象を確認できる
各自持ってきたPETボトルを使って、炭酸ジュースを作ることで、ドライアイスが二酸化炭素でできている事を確かめます。
かき氷用のシロップを薄めて、そこにドライアイスを投入・・・イチゴとメロン味があります。
みんな器用に作業してゆきます。
味見できるように、その変化を確認できるようにと、ドライアイスを入れない物も残しておきます。
ドライアイスを配るとみんな興味深そうにのぞきこんでいます。
あえて転がすように手で触る方法も教えて、PETボトルに入れてゆきます。
PETボトルの栓をすると、内部の圧力が高くなりすぎて危険の状態になるので、圧力を調整するためにゴム風船を取りつけて、
二酸化炭素を効率よくシロップんび溶解させてゆきます。
ここまではみんな順調にできました。
興味深くPETボトルを覗き込む子たち・・・
この後、各自PETボトルのジュースを飲んで、炭酸ジュースになっている事を確認しました。
中には炭酸ジュースが苦手な子もいたようだが、炭酸が薄かったので飲めたみたいです。
家では、普通のジュースを使ってもできる事を伝えました。
さてこの後は、炭酸ガスでシャボン玉・・・
ボョーンと弾む、不思議なシャボン玉ができます・・・
とにかく自分で触って、いろいろやってみて、興味を持ってもらうのが一番
今回も、みんな怪我もなく無事に終了することができました。
夏休み明けには、待望の液体窒素の実験が控えています。
さぁ・・・準備しないと・・・
ではでは・・・