鉱山施設の廃墟 大きなツララ | 23:14 |
地元廃墟の続き・・・
夏に購入したデジタル一眼カメラ用のレンズ・・・これがすこぶる使いやすい。
何しろレンズが明るいので薄暗くなっても、森の中でも手ぶれなく感度を上げなくてもいいので、高精細な写真が撮影できるのが嬉しい。
鉱山の施設と言うのは、森の中などにある場合が多く、昼間でも薄暗い所が多いので、今までのレンズでは綺麗な写真が撮影できなかった。
それがこのレンズを使ったら思い通りの写真の撮影ができるようになったので、ほんと嬉しくてたまらない。
近くにある鉱山の施設に行った。
ここには、昭和初期に使われていた鉱山施設
焼成炉と呼ばれる鉱石を焙焼する施設
昭和初期にはまだまだ現役だった場所
このカルバートでは、コンクリートから溶けだしたカルシウム成分が鍾乳石のような炭酸カルシウムの白亜のツララを作っていた
この白いツララを息子が採りに行ってくれた。
まるでユニコーンの角かイッカクの牙を思わせる。冬だけどこいつは氷ではない。
先端に開いた穴からカルシウム成分を含んだ水が滴る事で、長年かけてこのような物が形成される。
天然の鉱物ではないが、二次鉱物のひとつと言えるだろうか?
水が滴ったその先には、今度は下から伸びる石筍が形成されているのも面白い・・・
足元には古びた耐火煉瓦が石畳として通路に敷かれている。
当時にこの炉の煉瓦を巻き直した時に出たものだろう。
施設自体は当時の上質なコンクリートで作られているので、大きな地震でも多分びくともしないだろう
今のなっては、このような古い炉はもう必要とされないが、当時の産業を知る上での産業遺跡としては、私的には価値があると感じている。
ではでは・・・