Lime JuiceLimeの活動日記
アウトドア・鉱物採集・鉱山探索・自然観察・廃墟・ガラクタ収集、その他なんでもあります。

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鉱物採集 滋賀県北部 22:39
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    寒い日が続きます。

    平野部では晴れていても、ちょっと山間部に入ると日陰には霜が残っているところもありました。

    今回はいつも同行してくれる息子が、学校のキャンプで帰ってこなかったので、ソロでの探索

    ちょっと気になっている鉱山跡を探索すべきか? それとも迷いに迷って、前日に地質図を見て決めた場所に行くことにしました。

     

    道中の国道からは、いつも見る山には雪が積もっていました。 道にある温度計は2℃・・・・「ちょっとまずいかなぁ〜」と思いながらルートを滋賀県北部に進めます。

    IMGA0289.JPG

    この場所は稜線沿いに粗い花崗岩層が露出していて、そこからペグマタイト由来の鉱物が採れる・・・もう今から20年ほど前にその場所近くで、4cm大のトパーズを数個拾った事があった。

    2個は割れて頭が無くなっていたが、それを追ってその近くのまだ新しい、水がチョロチョロと流れる幅が1mもないガレにはガマ出たと思われる薄い青色をした完全結晶が落ちていた。 

    その場所には、今日のように雪が降ったら到底たどり着けないので、怪しいと思われる谷を目指そうと試みてみた。

    できるだけ林道をさかのぼり高度車を稼ぐ、道路わきに車を止めたら、比較的取り付きの良さそうな鞍部を見つけて、獣たちが行き来している道を利用させてもらった。

    体格的にイノシシは藪をいとわないが、鹿は角があるせいか藪を避ける・・・適当な鞍部のけもの道には鹿の足跡があった・・・

    「これなら稜線に出れる近道」だと推測してその獣道をさかのぼった

    IMGA0290.JPG

    距離にして1500m程度移動して稜線近くに到着、奥に見える樹林帯が稜線

    このあたりは森間部に入ると、空からは確認でいない急斜面のガレがポツポツ存在する・・・写真正面

    こういう場所を追ってペグマを見つけることにした。

    IMGA0291.JPG

    写真ではわかりづらいが、この場所だけで斜度が60度以上ある。

    斜面下から鉱物の存在を見つけるが、なかなか難しいこの場所ではボウズ・・・他にも歩きまわっていたら

    池塘(ちとう)のような場所に出た・・・綺麗な水がたまった池のような場所もある

    IMGA0292.JPG

    拾った石英、一部に結晶面があるが、周囲にはこれしか落ちていなかった。

    IMGA0293.JPG

    同じ場所での深追いはせず・・・稜線から下を見ながら確認できるところを見つけては降りて探索してみた。

    ここはマサ土が大量に溜まった場所、天然の砂防ダムのようになっていた。

    IMGA0294.JPG

    人が入った様子は皆無、獣の足跡が多いが・・・ペグマタイトや石英片が落ちているが、水晶などは無し・・・

    なかなか難しい・・・

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    1面しかない水晶が1個落ちてました。

    IMGA0296.JPG

    写真では汚くて面があるとは思えない・・・水晶とはいえないが、一応2ピークになっていた。

    IMGA0297.JPG

    このようなカリ長石が着いたペグマタイトが多く目立つようになってきた。 

    ちょっと期待したが結局ここもそれっきりで終わり、ここまでに地図上では3km程度歩いている。

    これ以上深追いすると駐車場所までに帰れないので、そろそろ引き返すことにしました。

    IMGA0298.JPG

    谷を挟んだ奥の斜面に、一部だけ植生が針葉樹になっていて明るい場所があったので、その場所まで降りてきた。

    幸い獣道も歩きやすくて、道案内の鹿たちもここを通っているのだと思う。ここを抜けて奥の山に向かえる獣道がずっと続いていた。

    花崗岩のガレはちょっとしたコル状で、斜面も緩やか・・・下から見上げると降雨の流水あとが付いて波打ったように見えます。

    IMGA0299.JPG

    所々にペグマタイトの破片が点在するが、肝心なガマが見当たらない状態・・・

    IMGA0300.JPG

    この先の色が変わった場所がガマでした・・・今日は探索のみで掘らずにまた来ようと思います。

    この場所から、うっすらと積雪した場所を横切り小さな谷に到着した、驚いた事にこの小さな谷の岩石はすべて人頭状のペグマタイトでした。

    IMGA0301.JPG

    斜面にも動かせないほどの大きな石英の塊がちらほら見えて、谷に流れるこの石英の横にそいつは落ちてました。

    そしてこのあと、ちょっとした事件が起きてしまいました。

    目的の物をポケットに入れて、写真を撮影するために、斜面を横切ろうとした時、雪で足元が滑って右肘を斜面付いた途端、肘がねじれるようにずべってしまい、思いっきり肘を捻挫してしまいました。

     

    片手で持っていたデジカメが斜面を滑るように飛んで行くのが見えて、それを取りに体を起したら猛烈な激痛が走り、あぁ〜これは折れたかなぁ〜と思ったくらいでした。

    腕は動くのを確認したので、折れてはいなそう! 慎重に体制を整えてデジカメを取りに行き、腕をかばいながら戻る事にしました。

    IMGA0302.JPG

    実はこの写真のペグマの石英部分裏に「抜け跡」が付いてました・・・このペグマの写真を撮りたくて、デジカメと両方を持っていたのがいけなかった。

    今更なのだが、こんな感じのペグマタイトが沢山落ちていて、もっと慎重に見てこれば良かったと後悔・・・でもこの状態でもし動けなくなくなったらたぶん遭難する。

    行きよりも時間をかけてゆっくりと歩き、こういう時こそ焦るがあまり道迷い遭難に陥りやすい、焦りは危ない・・・

    何とか陽のあるうちに車まで帰ってこれたのが不幸中の幸いでした。 そのまま腕をかばいながら、車を運転して家に到着できて安堵・・・

    しかしその夜、腕が痛くて寝返りするたびに激痛が走ります。

    若干、寝不足ぎみで標本を確認・・・うっすらと青い・・・

    こいつの為に、腕一本持っていかれそうになった・・・今から思うにまだ他にもあったかもしれない・・・ちょっと後悔

    IMGA0304.JPG

    痛みには強い方なのだが、さすがに明日は仕事なので「ロキソニン」を飲んだ・・・

    IMGA0305.JPG

    水晶ではない六角柱の代物・・・何故か画像の色が悪い・・・再現できていない。

    IMGA0306.JPG

    透明感はないが所々に白い雲母が付いていた・・・下の物はもっと鮮やかなブルーをしてましたが、こんな破片しかなかった。

    これも断面の六角柱は確認

     

    また行きたいけど、あの時の痛みで場所が飛んだ・・・思い出せればいいが・・・

    ソロでの探索は何かあったら危険であることを実感・・・それに標高がある場所は、これから積雪が危険かもしれない・・・ちょっと反省である。

     

    ではでは・・・

     

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